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#541 循環

爲末大さんのXより引用します。

人間は面白いもので無形の価値のやり取りを繰り返すほど人間関係が濃くなっていきます。マルセルモースは「贈与論」の中で、マオリ族の「ハウ」という概念に言及しています。ハウは贈り物に宿るとされ、贈り物をされた側はハウを持つことになりこのハウを自分のためだけに取っておくと災いが起きるため、誰かにハウを送らなければなりません。当然、贈り物と共にです。

独り占めの精神は誰も幸せにしない。
自分だけと思うと災いが起きる。
確かにその通りだ。

お金や幸せを循環させる。


共感コミュニティ通貨
「eumo」というサービスをご存知だろうか?

貯めるお金ではなく、循環するお金の体験。
通貨には3ヶ月の有効期限があり、期限を迎えた通貨は、コミュニティへ還元され、ギフトを贈ったユーザーやコミュニティ内で循環させる。

なかなか面白い仕組みだ。
有効期限があるから、自然と循環が起きる。

大切なことは、コミュニティと仕組み。

自分さえ良ければそれでよいという時代は終わった。みんなを勝たせる、幸せにすることに価値を置く時代だ。

書きながら、
ペイフォワードという映画を思い出した。

自分が受けた善意を他の誰かに渡すことで、
善意をその先につないでいくこと。

より良い社会を形成するために、
社会科の教員として何ができるか?
学生と共に考えていきたい。

微力ではあるが、無力ではない。

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