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#930 他者評価
承認欲求を刺激する設計思想を持つ SNSと付き合っている限り、承認欲求の肥大化は避けられない。しかし「結果」であるはずの評価が、いつの間にか「目的」にすり替わってしまうと危険だ。なぜなら人の評価はあてにならないからである。人の価値観は、新しい情報で簡単に上書きされる。また、会社や組織の中での評価を得ることを目的に頑張っていると、転職してしまったら新しい職場では意味がない。つまり他人の評価を目的にしてしまうと、その不安定さゆえに、いつまでも自分の気持ちも振り回されてしまうのだ。
他者からの評価を目的にしてしまうと、
それが不安定になり、自分の気持ちも
常に揺れ動いてしまう。
他者の評価は状況や
相手の価値観によって変わり、
どれだけ努力しても必ずしも
期待通りの評価を得られるとは限らない。
そのため、他人の評価を基準にすると、
成功したときは満足感を得られるが、
少しでも否定的な反応があると自信を失い、
精神的に不安定になってしまう。
他者の評価を気にしすぎるのではなく、
自分の成長や納得感を大切にすることだ。
評価はあくまで一つの参考にとどめる。
周りの気持ちは常に変わるし、
自分が思っているよりも、
自分のことを気にしていない。
成果に対する評価は真摯に受け止めるが、
生き方、考え方は他者の評価を気にしない。