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#570 決断と人生

自分で物事を決めてしまうと、その決断をひきずってしまい、その決断にその後の人生がとらわれてしまう傾向があるということです。身近な例でも、たとえば大学や会社に、何年か通ってみてどうも合わないことが明らかであるとします。にもかかわらず、自分が選んだ進路なのだからと、やめられないというケースはないでしょうか。これは自分が決めたことの「一貫性」に縛られているのです。それでは、人生が有限であるにもかかわらず、損失にしがみつくようなもので、人生レベルでの非合理ということになってしまいます。もし、何もかも「自分が選択することは主体的で立派なこと」という社会通念があるのだとすれば、それは行動経済学や選択の心理学に見るように、その局面自体が合理的とはいえないこともあるのです。

『その悩み、すでに哲学者が答えを出しています』

即断即決せよ。

確かにわかる。
しかし、難しいのも事実。
選択肢が増えると判断自体が
できなくなることも証明されている。

人は時に優柔不断に
ならざるをえないときもある。

優柔不断は悪であり、
決断のスピードが命。

このように思い込んでいると、
とんでもない失敗をすることになる。

熟慮する思考も大事だと
カーネマンも言っている。

考えることに時間を使うケースと
そうでないケースの見極めを大事に。

博打に失敗したら、一発アウトになる
ようなケースを秒で決められる訳がない。

決断のために日頃から情報収集を
しておくことももちろん大事だ。

情報が溢れかえっている世の中だからこそ、
決めることが難しい世の中といえる。

即断即決がかっこいいとは
あまり思わなくていいのではないかと思う。

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