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【インド映画】Baaghi 2 

監督:アハマド・カーン
出演:タイガー・シュロフ、ディシャー・パータニー、マノージ・バージペーイ、ランディープ・フッダー、ディーパク・ドーブリヤール、プラティーク・バッバルなど
上映時間:137分

タイガー・シュロフ主演作「Baaghi 2」鑑賞しました。U-NEXTにて邦題「タイガー・バレット」としてあります。タイガー・シュロフ主演作品は、リティック・ローシャンとの「WAR」と、デビュー作の「Student of the year 2」以外で初めて見ました。U-NEXTの紹介文では「インド版ランボー」と紹介されています。

インド北部、パキスタンとの国境地帯にあるカシミールにて、インド陸軍特殊部隊のロニー(タイガー・シュロフ)は元ガールフレンドのネーハ(ディシャー・パータニー)から4年ぶりに電話を受ける。緊急の用で呼び出されたロニーは、未だ彼女に未練があることもあり7日間の休暇を得て、彼女のいるゴアへ向かう。

ネーハはロニーと別れた後に結婚し、リヤーという娘を授かっていた。電話の2カ月前、リヤーを初めての保育園に車で送り届けている途中でカージャックに遭い、リヤーは拉致されてしまった。ネーハはひどく傷心し、救いを求めてロニーを頼ったのだ。

ロニーはまず警察へ向かうが、警察はネーハのことをまったく相手にしておらず、証拠不十分で捜査打ち切りだとネーハに判を押させようとする。その警察官の態度に怒ったロニーはゴア署の警官を一網打尽に。ロニーは一旦逮捕されるが陸軍ということがわかり保釈される。

その後もロニーは独自に調査を進めるが、リヤーが入園予定だった保育園の園長からは「リヤーという子の入園予定はなかった」といわれる。ロニーは彼女が行方不明であるとの記事を新聞に掲載する。するとドバイから帰国した夫のシェーカルから連絡があり、「ネーハはカージャックの件でPTSD(心的外傷後ストレス障害)になって、いもしない娘の存在を主張するようになった」と告白される。だから警察も保育園もまともに取り合ってくれないのだ。

ロニーがそのことをネーハに問い詰めるも、ネーハは「リヤーはいる」と主張し続ける。呆れたロニーは帰ろうとする。ロニーという最後の希望が絶たれたネーハなんとベランダから飛び降り自殺をしてしまう。

後日新聞記事を見た地元の旅行会社勤務の男から、自身が関与しているドラッグの取引現場にてリヤーを見たと証言があった。詳しく話を聞くと、警察や保育園や病院など周囲がみんなグルになり、リヤーは初めから存在しなかったように口裏を合わせ、ネーハの頭がおかしくなったかのように思わせていたのだ。

怒りのボルテージMAXのロニーはリヤーを探し出すために事件の黒幕を究明する・・・

なかなかにおもしろい作品です!タイガー・シュロフといえば強靭な肉体から繰り出すアクションシーンが有名ですが、今回もアクションはたくさんあるもののストーリーがサスペンスベースで、惹きつけられました。特に前半の事件の全容が見えるまではかなりおもしろかったです。

ただ正直なことを言うとサスペンスの種明かしが終わってからは先は読めやすく、アクションシーン頼みになってしまいます。アクションもいいのですが、個人的には前回観た「囚人ディリ」のようなゴリゴリ系のヒーローが好みだな~。タイガー・シュロフはいわゆる細マッチョなので、無敵のヒーローを演じるには少し説得力に欠けてしまいます。あくまで個人的な好みですが(笑)

最後30分のアクションシーンはまさにランボー(笑)。ロニーがジャングルの王と化します。銃をぶっ放すシーンなんかはまさにそれでした(笑)

ランボーすぎるロニー

そして大ラスの展開は絶対いらなかったですね~www
完全にご都合主義です。あれがインド映画の味でもあるんですけど。「いらんやろ~」って言いながら爆笑しちゃいましたし(笑)
とにかくハッピーエンドに仕上げる、それがインド映画だ!

俳優陣は豪華です。特に脇を固めるマノージ・バージペーイやランディープ・フッダーなど。挿入歌「Ek Do Teen」のアイテムガールとしてジャクリーン・フェルナンデスも出演しています。相変わらずセクシーです!ほかにもいい曲がたくさんありました!

「Baaghi 2」はまさにインド版ランボー!アクションもさることながらサスペンスでもしっかり楽しめます。主人公のムチャクチャなところもランボーっぽいし(笑)
逆にランボーを見直したくなりました。

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