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【日本旅行記】京都(前編)

京都弾丸旅行!ディズニープラスのドラマ「Shogun」を見ていたら無性に京都に行きたくなりました。特に枯山水がモチーフになっているオープニングに影響されて。善は急げという事でいざ京都へ。

東京から夜行バスに乗り朝5時に京都駅着。市バスの一日乗車券を買い求め、早速観光に出かけます。向かう先は天下の清水寺。朝6時オープンと他の寺院に先駆けて開門します。

6時少し前に門の前に到着。すでに外国人観光客が数名待っています。6時になり陽が出るのと同時に開門し中に入っていきます。

仁王門

仁王門を通り、三重塔を隣に眺めながらチケット売り場まで。三重塔は模様が密教系で浅草寺の五重塔などとは少し雰囲気が違います。清水寺は北方相宗ながら密教の真言宗も兼学していた時期があるのが理由だそうです。

三重塔
三重塔クローズアップ
境内

チケットを買い求め中へ。門を通ると本堂に大黒天が鎮座しています。

轟門
大黒天

大黒天はヒンドゥー教のシヴァ神の化身。シヴァ神推しの僕としてはお祈りするしかありません。

本堂の前には有名な清水の檜舞台!前回来た時は小学校の修学旅行。価値も分からないし、全然覚えていません。でも今こうやって見るとやはり感動するし、何より人の少ないこの時間に来て正解だったなと!静寂の中神々しい朝日に包まれる清水寺は格別です。

清水の檜舞台
本堂

ちなみに舞台の下はこのように18本の欅が支えています。樹齢はなんと400年。めちゃくちゃ縁の下の力持ち。組み木という建築法が採用されており、釘は一本も使われていない。改めて日本の建築技術は世界に誇れるものだと実感。こんな建築技法ほかではありません。

舞台を支える18本の欅

そしてこちらも有名な音羽の滝。辿り着いた頃にはすでに修学旅行生の行列ができています。

音羽の滝

右が延命長寿、真ん中が恋愛成就、左が学業成就。一本だけ選ぶのがルール。正直どれもピンとこないなぁ。小学生時代同様ここはスルー。

清水寺を見終わり次は八坂神社へ。こちらは24時間オープン。清水寺から徒歩20分ほど。

八坂神社外観

本堂に祀られているのは素戔嗚尊(スサノオノミコト)。伊勢神宮内宮に祀られている天照大御神の夫で、あらゆる災いを祓います。立地は祇園のど真ん中。大鳥居のすぐ近くにはよしもと祇園花月が。別名「祇園さん」とも呼ばれている。

ここは以前嵐山で人力車を引いていたころに訪れたことがあるのでサラッと見て終了。素戔嗚尊にはしっかりお祈りしてきました。

一旦マックでコーヒーを飲み一休憩。次の目的地は銀閣寺こと東山慈照寺。8時半の開門に合わせてバスに乗り向かいます。

バス降り場から銀閣寺に向かう途中に「哲学の道」と呼ばれる南禅寺まで続く川沿いの小径が。20世紀初期に京都大学教授で哲学者の西田幾太郎がこの道を歩きながら思想に耽っていたことから名づけられたそう。

哲学の道

8時半前に銀閣寺着。またもや外国人観光客数名と開門直前に修学旅行生もやってきました。銀閣寺は実は以前一度来たことがあるのですが、激混みで諦めて帰りました。その経験からオープン同時に入ることに決めて正解でした。こりゃ日中はとんでもないことになるぞ。

中に入ると早速右手に国宝・銀閣が姿を表します。金閣と対をなすような質素な木造建築。これこそが銀閣の醍醐味!室町幕府8代目将軍の義政が侘び寂びの精神を反映させた最高傑作。「侘び」は質素・簡素を意味し、「寂び」は経年劣化を意味する。質素で年月の経ったものの中に在る美を追及するスタイルで、これに感銘を受けて京都に来たと言っても過言ではありません。

銀閣

左手には本堂と銀沙灘。

方丈(本堂)と銀沙灘
銀沙灘

砂と石だけで庭を表現する枯山水。これも侘び寂びの精神を表現しています。心が静寂に包まれます。

すると後ろから例の修学旅行生が。静寂が一瞬にして崩壊します。子供達は全然いいのですが、先導するガイドさんのうるさいこと(笑)。大勢の生徒に聞かせないといけないのは分かるんだけど、もうちょい周りに気を遣ってもいいのではないかと。侘び寂びの欠片もありません(笑)

静寂を求め一同彼らから逃げるように前に進みます。自然を最大限に活かした庭園はどこも美しい。

庭園
庭園
お茶の井

自然に囲まれ思案に耽っているとガイドの大きな声がして逃げる。ひたすらこれの繰り返しです(笑)。なんとか修学旅行と被らない時期とか時間帯とかないのかなぁ。その後も修学旅行組は増えていく一方でした。

しかし修学旅行生がうるさいのを差し引いても銀閣寺は素晴らしかった!これまで行った寺社仏閣の中でもワンツーを争うぐらい。次は侘び寂びの概念などもっと勉強してから訪れたい。

時刻は9時。軽朝食をいただきます。向かう先は豆餅の名店「出町ふたば」。以前伝説の深夜番組「テベコンヒーロ」の「食レポ誰がしたクイズ」で以前有吉さんが食べて絶賛していた映像が流れ、いつか京都に行った際には食べたいと思っていた店です。朝早い時間にも関わらず店前は活気で溢れています。

出町ふたば外観

お目当ては一つ、名物豆餅を注文!

豆餅(240円)

や、柔らかい。。この時点で美味いの確定です。早速一口...めちゃくちゃ美味え。柔らかくてほんのり塩味のする餅に上品な餡子とハイクオリティな豆。最強のトライアングル。一口食べるごとに「あぁぁー」という声が漏れてしまいます。もちろんあっという間になくなってしまいました。ごちそうさまです~

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