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【イラン旅行記】テヘラン(2日目)
テヘラン2日目。昨日10時間以上も寝たというのに、少し頭痛が残っています。しかし時間はありません。ペース配分をしながら、丸一日観光だ!
ということで朝8時からテヘラン観光の目玉「ゴレスターン宮殿」へ。ペルシャと洋風が融合されたガージャール朝の最高傑作と呼び声高い世界遺産です。ちょうど8時に到着したものの、どうやらオープンは9時とのこと。Googleマップもイランでは当てになりません。約1時間近くの公園で涼みながら待つことに。今日は金曜日でイスラムの休日なので、信じられないぐらいに静かな朝。居心地良い〜。
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9時になりゴレスターン宮殿へ。調べていた情報では入場料は全部合わせて約17ドルとのことでしたが、約26ドルしました。値上げしてやがる。。にしても約4,000円とは高い!!しかし個人的にここは抑えておきたいので、しっかり払って入場します。敷地内には計8つの宮殿&博物館があり、全部の合計が26ドルです。
まずは最大の見どころ「鏡の間」へ...と思いきや、まだ準備が出来てないとのこと。イランもインドも時間通りには進みません(笑)。30分ほどゆっくり庭園を歩き、ようやく鏡の間に入室。床を汚してはいけないからか、靴カバーをつけて中へ。階段から豪華絢爛!
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そして中に入っていきます…
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美しい!モスク様式や絨毯などのペルシャ文化にシャンデリアなどの洋風文化が見事融合しています。ガージャール朝の最高傑作は伊達ではありません。サイドには当時使われていた調度品類が並びます。
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玉座はこんな感じ
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王室をみおわり、他の部屋も見学。こちらも全く手抜かりない仕上がり方。
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11時半になり昼食へ!こちらも予めマークしていた「Dizi Sara」というレストラン。オープンと同時に入店。野郎一人で入るのが場違いかと思わせるほど美しい内装。女の子と来たかった。メニューは全部ペルシャ語でどうやって注文しようと思っていたら、食べたいものが勝手にサーブされます。店名にもなっているイランのシチュー、ディジィーです。
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メインの他にナン、サラダ、ライタ的なドリンクが付いてきます。さてサーブされたのはいいものの、食べ方が分かりません。店員さんに助けを求めるとやってくれました。ディジィーは具材を残してスープを全て器に注ぎます。そして残った具材はマッシャーで潰す!ビーフ、ポテト、豆が絶妙にミックスされます。それを改めてスープに投入して完成。これは難しい(笑)。
完成したディジィーにナンを漬けて一口...うまい!スープはトマトベースにビーフなど具材の旨味も染み込んでいて、マッシュされた具材も最高。葉っぱはミント系の味で、これも良いアクセントになります。あっという間に完食。ここは来れてよかった!
昼食を終え再び観光へ。テヘラン市内はミュージアムが多く、その中でも気になった絨毯ミュージアムに行くことに。ここで初めてイランの配車アプリSnappを使います。イランは原油大国でガソリン代が安いためタクシーがすごく安いと聞いていたのですが、調べるとなんと片道約50円。これは天国です。
しかし到着し約50円を支払おうとすると、全然足りてないとのこと。実はイランには通貨がリヤルとトマンの2種類あり、トマン表記はリヤルの桁が一つ下がったもの。てっきりリヤルとばかり思っていたらよく見たらトマンで、実際は約200円でした。イランムズイ。てか200円て日本人感覚だと安いけど、インドのリキシャのが安い。
とにかく絨毯ミュージアムに到着し中に入ると、チケット料金が2,500,000リヤル(約675円)とのこと。事前調べではミュージアムはほぼ一律1,000,000リヤルとなっていたので、ここは一旦保留することに。熟考の末近くにあるガラス陶器ミュージアムに行き先を変更することに!
ガラス陶器ミュージアムに到着。外観からなんか凄くオシャレです。中もめちゃくちゃオシャレ!ちなみに入場料は2,500,000リヤル。たぶん一律値上げしたんですね。観念してこちらは入館を決めます。
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館内にはイランのみならず世界各国の陶器やガラスが展示されています。昔の陶器は時代の変遷や、その使い道を想像力を膨らませて考えることができるのでおもしろい。ただ見どころはそこまで多くはない。陶器類が好きな方はどうぞって感じです。
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ミュージアムを見終わり、今度はテヘラン西部に向かいます。まず行くのは「Azadi Tower」。Azadiとはペルシャ語で自由という意味で(ヒンディー語も同じ)、イランの象徴的な塔です。最寄駅から歩くこと5分ほどで塔が見えてきます。中に入る場合は入場料がいるので、ここは節約のためカット!あと時間もないので!外観だけ写真に収め次の目的地に向かいます。
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ここから更に西走し、アジア最大のショッピングモール「Iran Mall」へ。市街地のメトロからだいぶ離れた駅から更にタクシーに乗ります。タクシーから見える景色が先ほどいた場所とはまるで違います。こちらの方がイランっぽいのですが。そしてイランモールに到着!デカい!デカい!とにかくデカい!!
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フロアは4階建で中庭を挟んで二つのモールが繋がっています。中にはアパレルやスーパーマーケット、フードコートなどノーマルなものから、絨毯ショップなどイランらしいものまで盛りだくさん。広大な敷地を生かしてスケートコートやプールまで併設されています。すげぇ。
これだけの大きさながら殆どのお店が聞いたことないor読めません(笑)。この辺はやはりアメリカからの経済政策の煽りを感じます。あと大きすぎてシンプルに歩き疲れました。でもいいもん見れたなと。ちなみに何も買っていません(笑)。
モールを出ると時刻は18時。長い1日もついに最後のイベントを残すのみに。ラストはもちろん晩御飯!!再び市街地に戻り、超有名レストラン「Shandiz Restaurant」に向かいます!約2時間後、なんとか店に到着。想像以上の超高級レストランです。看板メニューのラムチョップを注文。
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待つこと15分、とんでもないものが出てきました。
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まさかの串刺しの状態です。銀の串は熱々で、まさに焼き上がり!そしてデカい!!熱さに耐えながらフォークでラムチョップを外し、手で掴んでガブリと一口...うめぇ!!ラムは超ジューシーで柔らかいし、焼きたてなのも最高。これはもうBBQです!それもただのBBQじゃなく、最高のシェフの手で最高のラム肉を取り扱ったバーベキュー。贅沢極まりない。焼きトマトもいい味出してます。
史上最強のラムチョップを口に運びつづけ、いつしか最後の一枚になっていました。来たときはデカいと思っていたが、意外とあっという間になくなっていた。感謝しながらラスト一枚を食べ切り、最高のディナー、そして今日一日が終わりました。
宿に戻ったのは22時前。文字通り丸一日テヘラン観光でした。今日でテヘランを堪能し尽くしたので、明日はサファヴィー朝時代の首都、イスファハーンに向かいたいと思います!