パート先で貧血で倒れてしまい、救急車に乗ってしまい、なんかもう笑えてきた件
あみは46才で乳がんのステージ3の治療中です。
先日、パート先でうっかり倒れました。
なんか、視界がチカチカすると思いながら、
受付の説明をしていたら、急に真っ暗になり、気づいたら倒れていて、同僚に介抱されていて、またすぐに気を失っていたようで
次に目が覚めたら救急車が呼ばれていて
大丈夫です、、帰れます、、
ああ、パパに怒られる、、とわけわからんことを口走り、帰れますと
と言い張っていたのだけど
すでに担架きちゃってて
隊員が三人もいて
もう問答無用で乗せられて
中日ビルから担架で脱出の状況に
脱力、、、
もう担架からみた空が静かで秋晴れ過ぎて
もはや自分に天晴れしたくなって
担架の上で笑えてきちゃった
しぶとく救急団員に
病院に行かずに帰りたいと
言い張ったけど
血圧がまさかの90で、起き上がれず
頭も強打しているから
返せないとのことで近くの病院へ
そして、、、
またあの質問を受ける
「コロナワクチン何回打ってますか?」
いま担架に乗ってんですけど!
またその質問ですか!!
もう理由を聞く気にもならない。。。
打ってないです。。
社員が同乗してくれていて
申し訳ございませんしかないし
あー、右にまがります右に
左によってくださいー!と
栄のど真ん中で救急のアナウンスして
道を走ってる音も聞こえてきて
重病じゃないのに避けさせちゃってる、、
もう本当にごめんなさい
貧血を起こしたことないから
チカチカするのが貧血の前触れとは思わず
なんでチカチカしてるんだろと思いながら
これが副作用の目のかすみなんだろか?とかで
受付説明を続けてしまい
急に私が倒れるのを目撃したお客様
大丈夫だったんだろうかとか思っていたら
救急外来担当の女医さんがいらして
「救急担当の◯◯です。意識はありますね?
乳がんの治療はいまどこまで?」
と、伊東先生ばりの無駄のなさ
伊東先生かと思った 笑
多分通報の時に同僚が伝えてくれてたんだな。
「あ、パクリタキセル10回目です」
最終はいつ?
火曜日です
微熱あるから検査するけど、多分コロナかインフルエンザだと思うわ
(朝熱なかったのに、、、、、)
、、、、10分後
「あなた、インフルエンザだったわ。
パクリタキセル10回目だと体は相当キツイはずだし、、インフルエンザ発病と重なって急に低血圧になって倒れたんだと思う。
だから脳の血管切れてないと思うからCTなしね。歩いて帰れるわね?」
といわれ
そんなことになるんですね
と言ったら
抗がん剤は免疫が下がるから重なると色々おきるのよ。気をつけてね
と言われ立ち去られる
かっこいい
そして私はもう自分で自分にウケていた
やっと仕事できるやん!と
張り切ったとたん、
本棚を差し替え終わった日に
倒れるって、、
しかも救急車に乗っちゃうって
やれますって言った自分が
ダサすぎる、、
かっこ悪すぎる、、
人生で初めて救急車
出産でも乗ってないのに!
もーさー、、
自分が病人であること
凡人であることを痛感
ほんで抗がん剤の最中って
全然元気になるわけじゃないんだなという
当たり前のことにまた気がつく
そして何より
もうこれ以上恥ずかしいものは何んにもない
めっちゃ好きな場所で
病気で
子育てで夜シフトに入れず
いつ倒れるかわかんない人
確定、、
もう私の大丈夫ですは
大丈夫ではなくなってしまった
もう見栄もくそもないというか
自分自身でしかない
いや、はじめからそうだったんだけど
ちょっとはよく思われたいとか
休んでた分貢献したいとか罪悪感とか
仕事できる人に思われたいとか
自分の知識を試してみたいとか
売上のばしてみたいとか
ちょっとはあったわけですよ
もうね、、
我が完全に消滅
もう、できない自分
だめな自分
てへぺろな自分が
ベースになった感覚
天晴れな秋晴れに
違う意味で罪悪感消滅
雨だったらまた違ったのかも
倒れたの正解だからって
天に言われた気がしたのですよ 笑
どんなリトリートより
私には担架リトリートが大正解
しかも税金で無料
ありがたい
もっと税金納めれる人になりたいと
数秒の空見ながら思った
なんとなく心の底でこんなはずじゃない
ここじゃないってあちこちで色々に
思っていたヘドロみたいな気持ち
勤務先や同僚に思っていた罪悪感
家族に思っていた罪悪感
病気になってしまってごめんねみたいなこと
なくなりました
生きてたら当たり前なこととして
人に、できません、助けてください
気をつけます、ありがとうございますってフラットに言える感覚がやっとわかった感じ
(だって本当はできるのに)
という謎の我が無くなったのが大きい
いやいや、
きっとはじめからできてなかったし
全部努力しまくってただけだし
ああ、これが今の私だよね
ちょっとがんばったら
救急車に乗っちゃうとか
オモロすぎる
事件が起き過ぎちゃう 笑
あー、今の私ココか、、
もうほんま、、
命あるだけで感謝のレベルだった、、、
忘れてたー
欲かいたー
できない自分でもいいとか
やれない自分でもいいとか
ポンコツでいいとか
病気になったとき、、
頭ではわかっていたけど
腹の底では納得してなかったよね
あの担架からの秋空で
やっと腑に落ち
しかも気絶して倒れてるから
全身打撲っていうおまけ付きで
翌朝から発熱と打撲のダブルで布団の中、、
インフルエンザだから
パートもしばらくお休み、、
よく思われたいもどっかいきました
元に戻ろうとしていた私
すごい形状記憶!自動操縦!
そんなわけなかったー!です。
なぜなら、次の週は棚卸しでもあり、
年末の在庫 発注をするタイミングで
色々教えてもらうはずだったのですよ、、
そのタイミングに出社できなくなった
普通に働けないの忘れてましたと
もうすなおに謝るしかないよね
いやはや、この腹落ちした素直さの先に
なんかいい展開がある気がしてる
やっちまってごめんなさい、えへへって
なんか美味しい菓子折り持って
明るく出勤しようと思います