超巨漢犬を引き取った話
小型犬てそもそも5キロくらいじゃないの?と思うが、右の黒犬は、12キロだ。人間でいうと、120キロくらいの巨漢といったところか。黒犬のほうはダックスというより、もはや黒豚にしか見えない。
この2匹は、犬種としてはダックスフンド。黒犬のほうは、ダックスとトイプードルのミックス。
道行く人とすれ違う時に、
「あ?あれ犬かぁ!」
とすれ違いざまギリに判別がつくレベルだった。
↑一年ほど前の写真。犬、大砲になったってよ。
上の写真は、犬を1年がかりで5キロ痩せさせる前のビフォー写真である。
そもそもの始まりは、とある人から彼氏さんがこの犬たちを引取ることになり、私も一緒に面倒をみるようになったのが最初の出会いだ。
デカすぎるしバリカンで毛が剃られていて、初めて見たときは、度肝を抜かれた。ここまで太れるのか、と感心しかけたが、感心してる場合ではない。
引き取った当初、太り過ぎで散歩に連れて行っても全く歩かない大砲犬。リードを付けると固まって動かない。
12キロが微動だにしないのである。米袋より重い。
更にこの大砲犬、声帯も太ったのか、寝ているとボビー・オロゴンボイスそっくりな声で
大砲犬「ウグアアァ〜…フウ……‥‥‥‥……グ…グフゥアッッ!!」と必殺技
〜睡眠時無呼吸症候群〜を発動する。
このままだと大砲犬は死ぬ。
ダイエットさせねば…!!と、私は決意した。
人間の食べ物を食べていたらしい犬たちに、まずは食事をドッグフードのみ(しかも少なめ)にする。
突然の始まりにパニック状態の犬はゴミ箱を漁り始めた。
それならばとゴミ箱漁られないように玄関にゴミ箱を移動すると、今度は夜な夜な玄関前のドア板をがりがりと爪で引っ掻き回し、ドアはボロボロに。
マンションの敷金と礼金は犬の脂肪と引き換えに消えたが、とにかくドッグフードでがまんしてもらった。
歩かない犬を引き連れ、犬用ジャーキーで釣りつつほぼ毎日、散歩。
半年くらいで、3キロ痩せた。
そのうちに段々痩せてくると、犬も歩きやすくなったのか姿勢良くキリリッと速歩きするようになっていった。
あれから一年ほど時は流れ、今では体重が、12キロから7キロまで体重は落ちて、見違えるような変わりっぷりだ。
↑右の茶色い犬は、7キロから5キロに減った。
さんぽに行っても、笑われたり、犬以外の生物に間違われなくなった。
そして、全く知らない人にも「その犬、痩せたね!!!!」といきなり言われるくらい劇的ビフォーアフターになった。
↑バリカンで剃られた毛は伸びて、モフモフに!
太ってたころの名残りなのか、声帯がボビー・オロゴンのまま、食欲旺盛な性格はそのままにエサの時間や帰宅直後に「ゔぉぉぉん」と喋る。
私は犬の伸び切った皮膚をつかんでもちもち触っては、ああ、本当に痩せるまでこのわんこはがんばって、えらいなぁ。すごいなぁ。と心が軽くなるのを感じている。
犬も環境によってここまで変わるのは見ての通り。
私たち人間も、おそらく環境や生活習慣で180度違う人生になるんじゃないだろうか。
読んでくださり、ありがとうございました!😊🍀🍀
↑今朝のさんぽ中。鼻に雪がついてて、可愛かった!
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