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#鎌倉殿の13人 第20話「帰って来た義経……帰って来なかった里」
また遅刻しましたが! 20話の感想です。
あぁ~~~。義経最期……。なんか、義経が弁慶の活躍を覗き見て笑っていたのが良かったですね……。
あと、なんと言っても静御前と藤原秀衡のラストダンス!! ひぇっ!
静御前の意地
政子にゃんは静ちゃんのダンスを「女の意地」と評したけれど、私は「ダンサーとしての意地」を感じたんですよね。
比企の妻・道さんに里の名前を出されて「静御前でございます」と名乗った瞬間は紛れもなく女の意地だったし、「この子が殺されたら私も死ぬ」と言った時も母より女の側面が強かった。
けれどあの「しづやしづ」には母とか女とか超越した神性を感じたんですよね。
御館ダンス
もう、多くの人が言及していると思うけれど、もうあの幽かで幻のような秀衡さんのダンス……。一言も発していないのに雄弁に語っていて。
はぁ……。ダンサーの身体表現力ってすごい……。💃
今週の三浦さん
「テキトーに叩いてりゃいいんだろ」と言って、重忠さんに「音曲を侮るな!」と怒られる義村さん。なんだかんだ言ってちゃんと太鼓を叩ける義村さん。良かったですねwww
ちなみに義村さん、史実では息子たちに雅楽を習わせています。特に3男の光村くんの琵琶の腕前は京でも名が知られるほどで、太鼓も即興で叩ける腕前。
当時の宮中で働く勉強には、必須科目と選択科目があって、雅楽は選択科目の1つでした。いくつかある中で義村さんが雅楽を選んだのは、きっと静御前の舞で銅鑼拍子を打った畠山さんの件があったからだろうなと、個人的に思っていたので、かなり美味しいシーンでした。
一つだけ
今回は美味しいシーンばかりだったけど……一つだけ!! 言わせて!!
郷御前はもっと強い子だもん!(´;ω;`)ウッ…
そりゃぁね、今の世の中「夫と共に殉じる妻」を美談的に扱うのは難しいってのは解るんですよ……解るんだけどさぁ!!
なんていうか、「比企の娘」として印象を強くされちゃったから色々視聴者に誤解されちゃってると思うんだけど、どちらかというと郷御前は「秩父党のプリンセス」なんですよ。
比企はお母さんではあるんですが、お父さんの川越頼重さんは当時秩父党の大勢力でした。それで義経さんが鎌倉から追われる身となった時、川越一族は義経さんの縁者として粛清され、滅んでしまっているんですよ。
だから本来なら帰る場所なんてないんです。たしかに比企の尼の所へ行けばまだワンチャンあったかもですが、母と娘で岩手県の山奥から埼玉の山奥まで……。無事に辿り着けるかどうかもわからないです。
だから、九郎義経の妻としての誇りを最期まで持っていた……と私は思ってたんですよね(´・ω・`)
里ちゃんが義経を襲った土佐房を手引きしたというのは、ドラマの創作! これだけは覚えておいてください……。
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