羨望、心酔の対象とは共存できない
個に強く惹かれるとはなんだろうか。
アイドル、学校の先生、憧れの先輩、二次元の存在とかだろうか。
巷では遠い存在に本気で恋することを「ガチ恋」なんて呼ぶらしい。
個に強く惹かれる感情に対してどう名付けてよいか悩ましいが、
私の場合は、近い対象への「羨望、心酔」に近い。
そして決して彼らと一緒にいる姿を想像できない。(以下、彼らと呼ぶ。)
何なら逃げだしたいときもある。
私は2つのことを恐れているからだ。
1.私の言動が影響を及ぼすのは申し訳ない
私が惹かれた時の彼らは私の存在の影響を受けていないことが多い。
そして惹かれるポイントとして例えるなら、
体型が太っていることがチャームポイントとか、
価値観やセンスに光るものがあるとか。
私が惚れた彼らの個性に変化を与えたくないと思ってしまう。
ぜひその素敵な個性を大切にしてほしいと思うため、私が彼らに影響を与えるなんておこがましいと思う。
2.彼らに見損なわれたくない
私にとって、彼らにされることで一番恐れることは見損なわれることだ。
でも、彼らの前では上手く声が出ない。
歩き方を忘れそうなほど体がこわばって、心なしか涙が出そう。
もう限界オタクみたいな状況だ。
ああ、優しい言葉をかけないで。
心酔ゲージが高まって、より言葉に詰まる!
彼らに認められたい、褒められたい、役に立ちたいとか思ってしまうものだから、よりおかしなことしてないか不安になる。
結果
結果起きることと言えば、
私は彼らに愛され求められるように振る舞い、自分の個性をすり減らす。
そして、会うたびに不安が大きいので疲弊していく。
ほら、付き合うとか、一緒にいるとか、中々思えないだろう!
そもそも強く惹かれすぎて「羨望、心酔」となった時点で、彼らを下から見上げている。私が対等でないポジションを自らとっている。
遠くで幸せを願っているぐらいがちょうどいい。
自身の健康のためにも。
p.s.「ガチ恋」の方は愛する対象のそばに行きたいというものだろうか。そうなのだとしたら、私の思想とどこまで異なっているのか、いつか考えてみたい。