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糖尿病の食事療法とは?

みなさん あけましておめでとうございます😊
今年も定期的に発信していきますので、よろしくお願いいたします。

私は、糖尿病と腎臓病の専門クリニックで管理栄養士、日本糖尿病療養指導士として働いているshiba-sana3786です。

糖尿病の第3回目『糖尿病の食事療法』についてです!
私の専門分野ですので、今回は張り切っています!(笑)

みなさん、どのようなお正月を過ごされましたか?
いっぱい食べていっぱい飲んであっという間にお正月が終わった、、という方も多いのではないでしょうか?

この時期に食事療法をきっちりされている方は少ないと私は思います。
お祝い時にそんなのできないですよね😅

それでいいと思います!(ゆるすぎますかね笑)
私はむしろこういうお祝いの時は自由に食べてください!とお伝えしています😊
そういう楽しみがないと食事療法は続かないですよね。
でもお正月が終われば、通常通り食事療法に励んでいただきたいのです。

つまり私が言いたいのは、このメリハリが大事ということです!😊

前置きが長くなりましたが、
そのメリハリが大事!の前に、基本的な糖尿病の食事療法についてちゃんとお伝えしておかないといけないですよね😂

ではここから糖尿病の食事療法についてお話します

そもそも食事療法ってそんなに大事なの?と思われた方もいらっしゃるかもしれません

糖尿病治療の基本は食事療法と運動療法です

ではその食事療法の目的とは、
・血糖コントロールの改善
・糖尿病の重症化予防
・筋肉の減少や体脂肪の増加予防
・肥満の改善  などがあります

これらの目的を果たすためには、食事療法をストレスなく継続することが何よりも大事になります

<食事療法のポイント>とは
1.腹八分目
2.食品の種類は出来るだけ多くする
3.動物性脂質(飽和脂肪酸)は控えめに
 ※飽和脂肪酸・・・肉の脂身、乳製品、バター
          マーガリンに多く含まれる
4.食物繊維を多く含む食品(野菜、海藻、きのこ等)を摂る
5.ゆっくりよく噛んで食べる
6.単純糖質を多く含む食品の間食を避ける
 ※単純糖質・・・主に砂糖や果物、お菓子類に
         多く含まれている

少しずつでも大丈夫です!
ご自身のできる範囲でやってみましょう!😊
継続することがとても重要です!
少しずつ始めてみてそれが習慣化したら、ステップアップして次にチャレンジしてみるといいですね👌✨

最後にエネルギー摂取量についても触れておきます
年齢や肥満度、身体活動量などを考慮して主治医の先生がエネルギー摂取量を決定し、これをもとに管理栄養士が栄養指導を行います

エネルギー摂取量=目標体重(☆)×身体活動量(★)

☆目標体重
 65歳未満 身長(m)2×22
 65〜74歳 身長(m)2×22〜25
 75歳以上 身長(m)2×22〜25

★身体活動量
・軽い労作(大部分が座位の静的活動)
  25〜30kcal/kg目標体重
・普通労作(座位中心だが通勤家事軽い運動含む)
  30〜35kcal/kg目標体重
・重い労作(力仕事、活発な運動習慣がある)
  35〜kcal/kg目標体重

具体的な例を挙げてみますね
36歳、身長160cm デスクワーク中心の仕事
この方の場合の1日のエネルギー摂取量
目標体重1.6×1.6×22=約56kg
身体活動量 普通労作30〜35kcal/kg目標体重56×30〜35=1680〜1960kcal/日 となります

1日の摂取エネルギー量を÷3すると
1食当たりのエネルギー量が求められます

スーパーなどでお弁当など買われる際には1食あたりのエネルギー量を参考にしていただければ、食べ過ぎにはならないかなと思います☺️

いかがでしたか?
もしよければご自身のエネルギー摂取量を計算して求めてみてください😌

あくまでもこれは目安なので、気になる方は主治医の先生やかかりつけの医療機関の管理栄養士にお尋ねください😊

ここまでお読みいただき、ありがとうございました♪

糖尿病や腎臓病、その他生活習慣病に関して聞いてみたい、知りたい内容がありましたら、お教えてください☺️
皆様からのコメントお待ちしております!



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