数えたら、今朝、今年100冊目となる本を読み終えた。元々読書家でもないから、たぶん、年間で100冊を超えるのは、初めてのこと。けど、読んで良かったと思う。
気づきとしては、これくらいの本を読めば、数冊は「当たり」の本に出会えるんだなということ。
当たりとは、人生に良い影響を与える本だったり、誰かに内容を話したくなったりする本のこと。
もともと記憶力は低い人間で、読んでもほとんど忘れてしまうし、読書なんかする意味があるのかなとずっと思ってた。そんな自分を読書家のはしくれに変えてくれたきっかけが2つある。
ひとつは、
【読書(情報)はお金を稼ぐことに直結する】
という気付きだ。
これは、身近に、たくさんの本を読み、その情報をもとに考え、投資を続け、中小企業のサラリーマンでありながら億単位の資産を築いた人を知っているから、気づいたことだ。
その人は、「読書はお金儲けの手段」というポリシーで本や新聞をを読み続けている。
有名投資家ウォーレン・バフェットも、1日8時間は本を読むという。
ウォーレン・バフェットといえば雲の上の存在であるけど、身近でも、読書をお金に替えているような人を見たら、読書の力を信じざるを得なかった。
(読書をしなくても大金を稼いでいる人もいると思う。僕の好きなニデック会長の永守重信氏がその1人で、自身の著書では、自分の本以外は読まないと公言したりもしている。ただ、永守氏の本をよく読むと、四季報は毎回穴が空くほど読んだというし、技術関係の本も猛烈に勉強したと書いている。新聞も毎朝読んでいる。なので、永守氏が読み物をしていないというのは間違いだと思った。
もちろん、個人の圧倒的なカリスマ性や行動力で、読書せずとも成功する人はいることは否定しない。)
個人的には、「読書はお金儲けの手段」とまでは割り切れない。あくまでも楽しく読んでいるだけだ。
読書を始めてすぐは、読書の面白さに気づかないかも知れない。
脳みそを広いキャンパスに例えるなら、一冊の本を読み終えることは、そのキャンパスに点(ドット)をうつことのような気がしている。バラバラの点を打っているうちは、そこまで楽しくならない。
しかし、どこかでその点が繋がってくる。それに気づいたときの面白さはなかなか他のものには代えがたい。
そして、それはどんどん加速していくことは間違いないから、今後もっと楽しくなるだろうと思っている。
そして、もう一点は、
【読書して、内容を忘れたとしても、頭のどこかにそれは残っている】
という気付きだ。
これは勝間和代氏がYouTubeの動画で言っておられたことだったかと思うが、内容を聞かれてほとんど何も言えないくらい忘れていたとしても、そこで読んだことが知らず知らずのうちに頭や心に残り、知らず知らずに自分に影響を与える、ということだったと思う。
その気付きについては、まだ自分の中に確信めいたものはないのだが、これを聞いてなんとなく腑に落ちたし、「忘れてても良いんだ
」と思えるようになったことは、読書を継続する上でとても励みになっている。
今後も、時間の許す限りは、できる限り読書していきたいと思っている。
仮にそこから何も得られなくても、楽しければそれで良い。