卒業するまで殻から出られないヒヨコかもしれない。

4年間塾で先生としてアルバイトしているんですけどね。
唯一、バイト先でご飯を食べに行く仲の後輩(年は同じなので感覚的には友達)がいます。

凄く久しぶりに遊びました。
昼から焼肉を食べ、タピオカを飲み、6時間以上ずっと話していました。

その子はコミュニケーション能力と観察力に長けていて、私以外にもバイト先でプライベートで会うほど仲の良い子が数名いるようです。

「shibaってバイト先で誰と仲いいの?
誰とも話してるイメージが無いんだけど(笑)」

答えに詰まりました。
確かに思い返すと、特定の誰かと話すことはしていない気がします。

しかし、本来の私はそんな静かな性格ではないんです。
初対面の人でも割と仲良くお話できるタイプだと思います。


「塾のshibaって殻に閉じこもってる感じがするの。なんか、真面目~、おとなしそう~。ちょっと近づくのに勇気がいる、そんな感じ。」
『今は?』
「めっちゃ喋りやすい(笑) なんか変えてるの?」

素の私を全然出せてないこと、ちょっと浮いてるかもってこと、猫をかぶっていることは自覚していましたが大学1年生から続けているバイト。
もう卒論書いてる時期だよ。

4年間も猫をかぶれるのもすごいかな、と思ったけど、どんどん友達を作ってプライベートを充実させている友達の話を聞いて、少し寂しくなりました。

なんで猫をかぶってしまうのか、考えてみました。
ちなみにゼミや部活では自然体でいるつもりです。
騒がしくもないですが、ぽつん…という感じでもありません。たぶん。

殻を破れない理由①先生のグループ化

私のアルバイト先は22時まで授業でそこから給与は発生しません。
私は早く寝たいから、とっとと帰宅しますが他の先生は遅いときは終電近くまで、ずっと塾で駄弁るみたいで、そこで男女グループが形成されているみたいです。今日知りました。

そこに入るのが、恐れ多いというか、内輪ネタが分からず話すのを諦めてしまいます。

殻を破れない理由②話す話題が無い

私のコミュニケーション能力の問題なんでしょうか。
そもそも私の塾の先生は、ほぼ大学生なのですが「大学生であることを生徒にばらしてはいけない」という暗黙のルールがあります。

一回生徒に大学生であることがばれて、塾長に注意されたことがトラウマでして。

「天気の話」「ご飯の話」「大学の話」「最近見たアニメの話」の4つの呼吸で日々の雑談をこなす私としては、塾で大学の話をするのは少し抵抗があるのです。

そう考えると私のバイト先は独特な空間な気がしてきました。

殻を破れない理由③コミュニケーションのハードルの感覚

友達は「授業間の休み時間は無給だから生徒とは話したくない。から先生と話す。」と言っていました。
合理的というか、ドライというか。

私は、生徒とか先生にこだわらず、「そこにいるから」話す気分だったら話しかけるし。

でも言われてみれば「先生から話しかけられることってあまりないな」と気付きました。

ここまで振り返って、「無理をしている」わけではないんです。
猫をかぶっている、というか「話さないのが楽」な場合は「話さない」を選択しているだけで。

バイトはゼミや部活とは違ってthe体育会系なので「shiba、素を出すのはここではないぞ」と無意識にストッパーがかかっているのかもしれません。

ただ、好奇心で殻を破りたい気もしてきました。
オンの時に、少し素が出てしまうときの相手の表情がツボなんです。
こいつ、思ってた性格と違うかもしれない!!!!」の表情。
そうだよ、違うんだよ、静かじゃないよ、真面目じゃないのよ。うふふ。

「殻を破るにはどうすればいいと思う?」という質問に対して友達は「ファッションセンス!愛想!目を合わす!」と答えました。

私にはそれらが無いってことなんですかね。ちょっとショック。考えすぎ?

1月でバイトは辞める予定なのでタイムリミットが迫っています。
あと3か月で終わりです。
生徒の前では素でいられることが多いのが幸いです。
殻の中でバイト人生を終える気がしてきました。まあいっか。

「先生」としてのshibaと「ただのアルバイター」のshibaの切り替えをするのが下手なだけかもしれません。


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