産土神
これを「うぶすながみ」と読みます。
生まれた土地を守護する神様で、自分がその土地を離れたとしても一生涯を通じて守護してくださる神様と言われています。
そこで、私がつい先日体感した産土神にまつわるお話をご紹介します。
私はちょくちょくYouTubeでカードリーディングを視聴します。
いわゆる占いと違って自分のエネルギー状態を反映しているように思えるからなんです。
しかもライブリーディングじゃなくて1年前に投稿された動画でも、自分が視たその時点の状態に当てはまってしまうんです。
不思議とここに時間軸は存在していません。
その動画で、ここ半年くらい前から「あなたは月と御縁があります」という回答に何度も出くわすようになりました。
自分としては全く心当たりがなく、最近そのような経験をしたわけでもなく、わからないまま忘れては、また動画を視ると気になってということを繰り返していました。
一週間ほど前に図書館で借りた神社関連の本に
「まずは氏神と産土神にお詣りしましょう」と書かれていたことに引っ掛かり、氏神様(現在住んでいる土地の神社)は普段お詣りしてるけど、産土神は全くノーマークだったことに気づきました。
仕事を辞めた人生の転機でもあるし、産土神様にお詣りしようと思いついたのでした。
私は神奈川県川崎市にある小田急線の柿生(現在は麻生区上麻生)という処で生まれました。
そして3才を前に現在のさいたま市に引っ越して生まれた土地の記憶が全くありません。
そんなわけでグーグルマップで柿生駅周辺の神社を探していたら
なんと 月読(つきよみ)神社を発見!
あーもー鳥肌🐔もんです。
神社に詳しい方ならご存知かもしれませんが
月読神社ってツクヨミノミコトを祀る神社でとても珍しいのです。
ツクヨミってイザナギから生まれた三貴子の一神で、あとのアマテラスとスサノオは日本神話でもよく知られ、この二神を祀る神社は全国にも数多く存在します。
ツクヨミは夜の国を治めることからも謎めいた神様でもあり、祀られた神社も少ないんです。
その月読神社が柿生にあるとは、それだけでも希少なことなんです。
場所もわかったことだし早速お詣りに行こうということで、まず両親に私が生まれた時に住んでいた場所を確認しました。
・幼稚園近くの山の上に神社があったのは間違いないけど神社の名前がわからない
・その山にお寺があって毎年ダルマ市をやっていた
何せ50年以上も前のことですから情報が乏しい💦
この2つの情報を頼りに柿生へGO!
柿生駅からバスで5分ほどの最寄りバス停で降り歩いていると間もなく、にぎやかな子供の声が聞こえてきました。
柿の実幼稚園!(園名は定かではないが…)
すると園庭の隣に「村社 月読神社」なる石塔を発見!
道端に紫陽花が咲き風情のある参道が続いています。
こじんまりとしているが神楽殿もあってきれいに手入れされています。
「帰ってまいりました」とご報告し
月読命さまにこれまでの御礼を申し上げ
お詣りを終えました。
境内へは三ヶ所入口があって、来た参道とは違う獣道みたいなルートで帰ることにしました。
川崎というと工業地帯を連想してしまいますが、ここはウグイスが鳴く山村という趣です。
参道を出て歩いていると境内の森のすぐ隣にお寺を発見。
ここが産土で間違いなかったようです。
「やっと帰ってきたね」
そう自分につぶやきました。
月読さまがずっと見守っていてくれたことを実感すると共に
よその土地に来たとは思えない
どことなく懐かしさを感じる
そんな産土詣りでした。
ここまで読んでくださった皆様へ
有名なパワースポットへ行く前に
ぜひ産土神様へ行かれてみてください。
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