生まれたての自分に帰ろう
そう言われたところで
生まれたばっかりの自分を知ってる人っていませんよね。
生まれたての自分は
喋れないのにみんなからチヤホヤされる
泣けば親が世話してくれる
笑うだけでみんなが幸せになる
こんなに愛おしい存在だったんですよ。
大人になってもこれを実現できる人って、そうそういないと思います。
純真無垢の自分、この世のおきてを全く知らない自分になれたとしたら、どんな生き方をするのでしょうか。
私たちは大人になるにつれて、魂の自分とドンドンかけ離れていってしまいます。
保育園や幼稚園という初めての集団生活を経験すると、いろんな人種がいることを知って自分という存在を意識し始める。
たぶん、小さいながらに他の子が羨ましく思えたりして、初めて嫉妬という感情が芽生えてしまったり。
みんなができないことを自分ができて優越感なんてものを感じたり。
同じ年の子と交わることで自分と他者の比較をし始める。
そして、親じゃないのにいろいろ教えてくれる先生という言う大人に出くわし、親が言ってることと先生の言ってることが食い違うなんてことを経験し、どっちが正しいのか、どっちの言うことを聞けばいいのか迷ったり、どっちにも合わせるなんてことも覚えたりする。
そして小中高大と進むにつれ、競争しないと上がっていけないのに平等を説かれたりして、益々大人社会の矛盾を感じつつ自分がその大人になり社会に旅立ちます。
中には大人になっても自由気まま好き勝手にやってる人もいるでしょう。
それはとても幸せなことだと思います。
私自身を振り返ってみると、時代がそうだったとは言い切れませんが、とにかく自分というものは出さずに、まわりに合わせるという生き方をしてきたように思います。
好きなことを職業にするなんてことを考えもしませんでした。
「常識」という意味をヤホーで検索してみたら、とてもうまい表現をされている方がいました。
常識とは
18才までに身につけた偏見のコレクションのことをいうそうです。
なるほどですね。
今ではいろんな情報が溢れ、これが正解という価値観や常識が無くなってきたように思われます。
自分の個性を主張して、いろんな価値観を認め合う多様性に富んだ社会が形成されてきています。
今でこそユーチューバーは一つの職業として確立していますが、一個人が世界に向かっていつでも自由に自分を表現して配信できるなんて想像もできませんでした。
会社が公に副業を認める時代にもなりました。
殻を打ち破る時代になったのです。
今こそ本当に自分がやりたかったことをやろう!
唐突にそう言われても、自分のやりたいことが何だかわからないという人がいますよね。
私自身もそうでした。
それならば、やりたくないことを徹底してやらないという手があります。
嫌いなこと
苦しいこと
無理矢理頑張っていること
認められたくてやっていること
このような自分の意に反していたことを
できることから手放していきましょう。
言ってみたら、自分にずっと制限をかけて生きてきたから本当の自分を見失っています。
だから本当にやりたいことがわからなくなっているのかもしれません。
ネガティブなものを手放すと限りなく生まれたての自分に近づけます。
それが本来の自分です。
そして魂とつながりやすくなります。
そのまっさらな自分を感じて過ごしてみましょう。
そして、拝借させていただいたイメージ画像のように、なんにももっていない自分を好きでいてください。
でもね
なんにももっていないわけではないんです。
もっているのに気づけていないだけなんです。
そうして過ごしているうちに、ふと閃くことがでてくるはずです。
それは偶然目にした本の見出しかもしれないし、偶然出会った人からもたらされるかもしれません。
その心の声にそのまま従ってみましょう。
それこそが本当に自分のやりたかったことにつながっていきます。
あなたが生まれ持ってきたものがあります。
この世で必要な経験を経て、ベストなタイミングでそれを知る時がやってきます。
焦らず安心してその時を待っていてください。