パワハラ547日、早くやるべきだったこと
パワハラを受け始めると、自分が崩れていきます。
だって、所構わず怒られ続けるのですから・・・
30年近くサラリーマンでいると、
無意識のうちに、良い悪いは関係なしに
自分の中に判断基準ができています。
それは、突然上司が変わっても、
急にその自分の判断基準というのは
変えることが難しいと言わざるを得ないのかもしれません。
ある日、出先に電話がかかってきて、
お前どこにいるんだ!
なぜ、勝手にそんなところにいるんだ!
だれが許可したんだ!
僕は当然のように、アポが取れたので
池袋のお客さんのところにいます。
と答えると、
なぜ、お前にそんな権限があるんだ。
今までの上司は、アポが取れたらどんどん客先に出向くものなんだと、
なので、行くのが遅ければ、怒られたりもしました。
だから、当然のようにそう答えたんです。
ある時は、
理由を説明しろと、言われて、
説明し出すと、途中で遮られて、
俺の言う通りに動け
と言われる。
何を報告しても、僕の部下がいる前で怒鳴られる。
そのうち、報告しないと行けないことはわかっているのに
それができなくなる。 そして、また怒られる。
僕の今までの成功体験を忘れてしまう。
プライドがどんどん崩れてなくなっていく。
言いたいことが言えなくなる。
会社でのことだけが頭の中でぐるぐる回る毎日
でも、休めない。迷惑はかけられない。
だから、這ってでも出社する
でも、遂に声が出なくなって、
体がうごかくなくなって、
会社に行けなくなりました。
今の僕なら、
会社でのことだけが頭の中でぐるぐる回り始める前に、
会社を休めと、その時の自分に言いたい。
よくよく考えてみてください。
一番大切なのは自分ではないでしょうか?
まずは、自分が元気でないのと
大切な人や、大切なことに気持ちを向けることが
できるはずはない、そうは言えないでしょうか
なのに、
その時は、冷静な僕はどこにもいない。
僕は、だめな人間と思い続ける
そんな自分が、ただそこにいるだけ、
の状態でした。
だから、過去の自分も含めて
そんなあなたに、まずしてほしいことは、
会社から離れること。
そう、とにかく一時退散、休んでほしいんです。
だって、僕が休職したあとも、会社は問題なく回っていました。
だれも何も僕に、仕事の事で聞きに来たりはしませんでした。
だから、自分が休むと、同僚や部下に迷惑がかかるなんて考える必要ない。
僕が休職して、会社から離れたあと、2ヶ月ほど寝続けました。
そのうち、自分の周りにあるものに気づける自分がいました。
例えば、
周囲の風景、流れる雲、空気の匂い、鳥の鳴き声
そんな今までもそこにあったものに、体と頭が開放されていきました。
会社から、仕事から離れる
そのことを試してほしいんです。
そんなことを言っても、
収入の心配だ、という方も多いかもしれません。
でも、多くのサラリーマンの皆さんには、
安心して休職できる方法がある場合が多いということも事実でした。
だから、僕の場合も、
一定期間安心して休職できたことで、
50代だった僕の、これからの人生について
学んで考える機会を得ることができました。
そして、そこから分かったことは、
会社は人生のほんの一部でしかないということ
なぜ、そんな当たり前のことに今まで気づけなかったのか?
だから、やっぱり言いたいんです。
目線を変えろ
そして、それに気づくために、
あなたは、まず、
会社から離れること
それが、一番最初にするべきこと言えるのかもしれません。
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