記事一覧
King Gnuを詠んだ歌(自作の短歌)
2023年7月号の『塔』にKing Gnuを詠んだ歌が掲載されました。King Gnuのこととはわからないように詠んでいます。5首目のものは、King Gnuの音楽や動画にどっぷりと浸かった後に空が見えたときの現実にもどる感覚を詠んでいます。
今、振り返ると、一首目の歌は、
イヤホンで好きな人らの声をきく数年前に収められたるを
と、結句に「を」をつけた方が調子が整っていいかなと思いました。
二首
言葉が詩になるとき―笹井宏之歌集より
笹井さんの短歌に出会ったとき、心が現実から離れるような、ふわっと浮くような、不思議な感覚になりました。言葉が短歌の型のなかにおさまっているものの、すごくスケールの大きなものとしておかれているように感じました。辞書でその言葉の意味を調べてもそこには書かれていない、笹井さん自身の言葉として存在しているのではないか、詩のなかでつかわれる言葉には、理屈を超えた意味が含まれてゆくのではないか、そのようなこと
もっとみる角川歌壇に掲載された自作の短歌を一部紹介(2020年6月号~2022年5月号)
角川歌壇というのは、角川『短歌』の巻末にある専用ハガキに四首まで作品を書いて応募でき、四人の選者がそれぞれ特選、秀逸、佳作を選出し、角川『短歌』に掲載、発表される場所としてあります。
私が短歌をつくってみたいなと思いはじめたのは2018年頃でしたが、すぐにはできず、諦めたりもしましたが、2019年の終わり頃にどうにか57577の定型におさめて言いたいことを表現できてきたかなという感じになり、20
King Gnu Dome Tour 「THE GREATEST UNKNOWN」~ライブの思い出~(ネタバレなし)
King Gnuのライブに初めて行ってきました。実は、誰かのファンクラブに入ってライブに行くということ自体が初めてのことでした。私の人生の中でこのような日が来るとは想像もしていませんでした。
King Gnuを好きになったきっかけは2022年の年末のレコード大賞でのパフォーマンスを見たことでした。すごくかっこよくて(特に常田さん)、そこから過去の楽曲を聴き、知れば知るほど好きになっていきました
睦月都 歌集『Dance with the invisibles』とても素敵です
今年初めて買って読んだ歌集、睦月都さんの『Dance with the invisibles』がとても良くてこの記事を書きたくなりました。
花山周子さんの装幀で、とても素敵な歌集で、持っているだけでも嬉しくなってしまいます。短歌作品も素晴らしくて、スプーンや窓辺、小鍋、砂糖、猫などなど、ごく普通の言葉がとても特別な存在感をもって短歌の中にあり、大きな世界を読者に見せてくれるように思います。現実
ピンクのカーネーションを飾りました。久しぶりのお花です。部屋の中にお花があると、やっぱりいいなと思います。空気が優しくきれいになった気がします。うれしい。
King Gnu アルバム「THE GREATEST UNKNOWN」を聴きました
アルバム「THE GREATEST UNKNOWN」が手元に届き、聴いてみました。21曲が収められていて、1時間の構成ですが、充実していてあっという間の1時間で、すごく満ち足りた気持ちになりました。
1曲目の「MIRROR」と最後の「MIRROR(鏡文字)」を聴いたとき、氷山を思わせるような凍てついた空気が伝わってきて、CDジャケットに描かれた世界の空気のように感じられました。この空気感まで