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損する人得する人
「少しでも自分にとって得したいから、チューパットはあの取手がついている方を選ぼう。」
「今日はバイキングに来ているのだから、元を取るために少しでも多く食べよう/単価の高いものを食べればきっと元を取れるはずだ。」
「せっかくディズニーランドに来たのだから、少しでもチケット代を自分に還元させるために閉園ギリギリまでいよう。」
あなたは10円玉と1万円札、どっちも落ちていたとして片方しか拾えないとしたらどちらを選びますか?
誰しも損したくないですし、得をしたいと願っています。
道端に落ちている10円玉と1万があり、どちらかを拾い上げると片方は消えるとしたら、間違いなく1万円を選びます。
実はその10円が文化的価値があり、提出すれば100万円になると知らないからです。
知っていたらきっとあなたは1万円は選ばないです。
そして、隣にいたあなたの友人もまた、
「うわ、1万落ちてたの?マジかよ、羨ましい。」
とあなたが1万円を拾ったことに対して羨ましがります。
あなたの隣の友人もまた、その10円玉の本当の価値を知らないからです。
別の話をしましょう。
ある金融会社のスタッフがあなたにこんな提案をしてきました。
「あなたは今、200万の借金がある。それは紛れもない事実だ。そんなあなたにチャンスを与えます。実は私の事業がうまいきましてお金が多く入ってきたんです。なのであなたの借金を減額しようと思います。今から選択を二つ、用意します。一つの選択肢は、『無条件で半額にする』という選択肢。もう一つは『これから行うコイントスで裏が出たらあなたの借金は全額チャラにする』という選択肢。どちらも選ぶのはあなた自身です。そしてこれは本当に実現させてもらうものです。嘘はつきません。どちらを選びますか?」
要は、
A:無条件で借金が200万→100万になるか
B:コイントスにチャレンジして裏を出してチャラにするか
という2択です。
さて、あなたはどちらを選びますか?
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