2024年振り返り12枚
今年ももうすぐ終わりを迎える頃なので振り返りという形で各月1枚ずつ記憶に残っている写真を載せたいと思う。
2024年を振り返ってみると去年、一昨年と同様に写真はほとんど撮れなかった1年であった。
それでも僅かな時間を見つけて写真を撮っていくことは自分にとっては救いのような行為になったと感じている。
1月
窓越しに映った植物が綺麗だなと思い撮影。
ただの日常の光景でもSummiluxで撮影すると絵画的に吐き出してくれるのが面白いなと感じた1枚。
2月
2月初旬1度だけ関東に大雪が降った日。
冬に遠征して雪景色を撮影しに行った事はあるが、自分の住んでいる東京近郊で雪景色を撮影した事は今回が初めての体験だった。
大半の人にとっては雪は寒いし交通機関も麻痺するし嫌なモノだと思われるが、自分は目の前の光景を無我夢中に撮っていた。このように四季や天候の変化に喜べるようになったのは確実にカメラのおかげだ。
3月
匿名性が高くロケーションに捉われていないストリートスナップが最近は好きなのだがそういった瞬間を収めれたと感じた1枚。
4月
桜の木ではなくて散った花びらの方が綺麗だなとその瞬間は感じて撮った。他の人にとっては取るに足らない光景でもまずはシャッターを切らないと自分の記録にも記憶にも残らない。
5月
ディズニーランドで撮った1枚。窓ガラスの奥のキャストさん?のターコイズとオレンジの配色の組み合わせが印象的に思えて撮った。夢の国に行っても結局こういった光景を無意識に狙ってしまう。
6月
グアムのホテルから見える海がとても綺麗だった。やっぱり海は落ち着く。定期的に海は拝みたい。
7月
今年は結構花火を見に行けた気がする。綺麗に収めた写真はもちろん良いのだけれどもふざけて撮った写真を見返すと思い出がよみがえる。
8月
この頃から、モニターを隠してチンピング予防をし始めたり、モノクロjpg縛りで撮影したり。そんなこんなで8月以降はモノクロjpgデータと編集していないRAWデータが増えていった。
ある時期から写真はRAWで撮って必ず現像しないといけないという暗黙のルールみたいなものに捉われていたけれど、その固定観念の呪縛から解き放たれた気がする。
9月
炎のように見えた雲。遠出したり未開の地に行かないと写真は撮れないとミンナ嘆きがちだし以前の自分もそうだったけれども、空の表情は毎日違うし、身の回りには撮るものでまだまだ溢れているという心構えを続けたい。
10月
10月末と季節はずれなのに手持ち花火をした。周りがとても真っ暗で写真で撮ると自分達だけの空間のように思えた。
11月
蜘蛛の巣が日光に照らされて輝いていた。蜘蛛含めて虫はあまり得意では無いけれど、蜘蛛の糸って綺麗なんだなと感じた1枚。
12月
池に反射した紅葉が燃え上がる炎のように見えて撮った1枚。狭い路地裏を撮るのが好きだったり、建物の配管を撮るのが好きだったり、色々な写真フェチの人がいると思うけれど、自分の場合は最近は水面フェチなのかもしれない。
そんな感じで24年の12枚。
最近自分の撮る写真は以前に比べてストレートでないというか捻くれてきているのかもしれないが、日常に潜む非日常や違和感を見つける嗅覚が出来てきたとプラスに捉えることにしよう…
捻くれの度合いが上限に達すると、その反動でまた景勝地の写真を撮りたくなるかもしれないし来年以降はどうなるのか分からない。
ただ、写真はいつだって心の持ちようの変化を記録してくれるし、自身の代弁をしてくれる存在であると思っている。