瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。(荒木俊哉 著)
所感:
コミュニケーションに自信がないわけではないが、ふとした時に言葉が出ない。
語彙力がないわけではないけど、咄嗟に気を衒ったフレーズが出せない。
これが僕の社会人の中での悩みの一つということもあり手に取りました。
「読んだら言語化能力がつく」という内容では無く、
著書内で紹介されているトレーニングを1日2分✖️3回実施するというもの。
実際やってみると
・2分ってこんなに短いの
・自分ってこんなに言葉が出てこないの、という自省の連続でした。
まずは2週間試して、続きのレビューも出していきます!
概要
Chapter①:人は「伝え方」より「言語化力」で評価される
・「言語化力」
→何を言うか、モヤモヤを言葉にする力、言葉の解像度が高く、独自の視点を入れ込める。発言によっては、聞き手に「新たな視点」を与えることができる。
・「コミュニケーション力」
→どう言うか、言い方を考えるという点で「言語化力」がある前提。内容自体に新しさはないので、聞き手に新たな視点を与えることはない。
・コロナ禍を経て、言語化力が問われる時代に
→リモート会議の日常化に伴い、出席者の関係性がこれまでよりフラットに。大声や威勢のある人の意見が採用されるのではなく、「あなた自身の視点」がより受け入れられやすく、重視されやすくなった。
Chapter②:どうしたら言語化できるようになるのか
言語化が難しい理由
・感じたことの99%が漠然としたイメージのまま無意識下にあるから。
伝えたいことを自分でも的確な言葉に落とし込めていない状態だから。
それを解決するのが「とりあえず自分の考えを書き出してみる」という行為。
・「書き出してみる行為」で言語化が磨かれるステップ
①ぼんやりとしたイメージの中にあるほんの一部の「言葉」を書き出す
②出てきた「言葉」をきっかけに「無意識の思い」を連鎖的に言語化。
③出てきた言葉を見て、自身の中でさらに深掘り。
④「思い」が「言葉」に変換され、大量にストックされる。
⑤自分にとって大切にしたい思いが明確になり、言葉に理由が追加され、より具体的な自分らしい意見となる。