都知事選から一週間 続く落選者叩き

きょうは、アメリカでトランプさんが撃たれたということで、
SNSでもそんな話ばかりだったんですが、

都知事選から一週間ということで、
きょうは、そういうまとめ記事を書いておこうかと思います。

今回は、投票率が高かったそうで、
平成以降だと、2番目の高さということで、
それもあってかして、この一週間の間は、
落選した有力候補への叩きが、ずっと続いていました。

若い世代に教訓を与えるというか、
ズバリ、トラウマ化を狙ったようなことを
書いてる人もいました。

たしかに、石丸くんだとかは、市長時代も含めて
マズイ発言だとかは多々あったようで、
ものすごく優秀ではある一方で、
政治家としての経験とか知識は低いというか、
そんなことから4つの訴訟ですべて負けただとか、
そのあたりの責任を問う声があったりもしたんですが、
そこは今回はあまり重要ではないと思ったんですね。

うちは、以前から、ヤラセについて疑わしい人たちを
調べるだとかして、ブログを書いて来ましたから、
その流れから、今回も、石丸候補と、暇空候補については、
交友関係だとかを調べたわけなんですね。

とりわけ、石丸候補については、
不偏不党であるということを
最大のアピールポイントとして来ていて、
その一方で、
「自民党の関係者が後ろに付いている」との情報があって、
この点については調べないといけないと思ったんですね。

で、田村重信-統一教会ルートについては、
西村博之だとか、「LITERA」が書いていたんですが、
この田村さんという人は、石丸候補による説明によると、
初日の演説会に一度出て話したというだけの人で、
石丸陣営のスタッフではなかったそうなんですね。

うちが調べていたのは、
選対本部長の小田全宏の方で、
こちらは、どちらかというと
創価学会と仲のいい人たちなんですね。↓

で、出口調査の結果によると、
石丸くんに投票した人というのは
若い人が多かったということで、
「こんなやつにだまされやがって!」
という意見が多かったんですね。

まあたしかに、
スタッフだか支持者の人たちの宣伝のやり方には問題があって、
「クラウドワークス」だとかの求人サイトで
怪しい募集がかけられていただとか、
投票日にメールを回していただとか、
そういうのを何度も見たんですね。

選挙戦の前半では、
小池候補と蓮舫候補の支持が拮抗していて、
実質的に、与野党対決と見られていたんですが、

そんなことから焦りもあったのかして、
7月に入ってからは、
それまではだいぶ離れて3番手に付けていた石丸陣営に、
すごいテコ入れが入ったようで、
ショート動画の大量投入だとか、
ネットを効率的に利用する戦法で
ものすごい追い上げを見せていたようなんですね。

そして、その結果として、蓮舫候補を追い抜いて、
反小池の票を、うまく割ることが出来たんですね。

無党派層で「石丸が蓮舫上回る」…一体何のバグ? 全国紙記者困惑
「一部の社で特定の候補者に投票したとする数字が高く現われた」

"ただ、不思議なのは
中盤情勢調査を一緒にした社で表現が異なっている点だ。

たとえば、共同通信は
毎日新聞とTBS、東京MXテレビ、フジテレビと
共同で電話調査を実施している。

共同通信の加盟社は調査データを共有し、
それぞれ掲載しているわけなのだが、
毎日新聞は「2位」の蓮舫氏が追い上げ、
石丸氏が「続く」展開と報じている。

しかし、共同通信の調査結果を報じた産経新聞の記事では、
「蓮舫氏が続き、石丸氏が激しく追い上げる展開」と掲載した。"

https://web.archive.org/web/20240704231339/https://news.yahoo.co.jp/articles/2543a64be27c5cbbb1e4b7d9d5c1bbc372a7bfca?page=2

6月30日のライブ映像にて、2億円を集めたと豪語する石丸候補。↓
(お金を出してくれる人たちに対しては、キチンと応対してるっぽい。)
https://www.youtube.com/watch?v=7GWNyHj9Op0

ですから、
このために、引っ張り出されたのかな
という感じもしたんですね。

ところが、自民党は、
同じ時期に行われた都議選の補選で、
2勝6敗という結果に終わっていて
自民党の都連の会長をしていた
萩生田光一の地元の八王子市でも
馬場貴大候補が落選をしていたんですね。

八王子市には、創価大学だとかがあって、
ここは創価タウンとして有名なところなんですね。

要は、公明党と組んでいた
小池都知事が勝ったということなんです。

テレビだとかだと、
「自民党がステルスで応援している!」
と、しきりにいわれていたんですが、
都議補選では、惨敗していたんですね。

まあ、宣伝するのは別にいいと思うんですが、
彼の場合、問題視されていたのは、
経済政策の必要性について強く主張している割には、
その具体的な中身を示していなかったんですね。

そのため、応援する人たちの論調も、
とにかく蓮舫候補の印象を下げて
石丸候補の印象を上げるような
程度の低いものになっていたんですね。

まあ、生徒会長に100万円を配るとか、
用務員を増やして教員の負担を軽減するとか、
そういう小ぶりな具体策もあったんですが、
メインとしては弱いような気がしたんですね。

一つあり得るとしたら、
「政治屋を一掃する」というので、
要は、行政改革をしていくということなんですね。

ただこれは、いままで、石原さんだとか、
今の小池さんだとか、「やる!やる!」と言っていて、
皆さん、うまく行かなかったみたいなんですね。

小池さんに至っては、
「都民ファーストの会」という独自の会派を作って
公明党と連立して過半数を取れるような議席を獲得したり、
また、勢い余って「希望の党」という政党まで作って、
国政に進出したりもした程だったんですがダメでしたね。

そこで重要になるのが、
取り巻きの人たちとの関係
になってくるんですね。

週刊誌だとかの報道によると、
都議会を牛耳っているのは、
自民党・公明党の守旧派の人たち、なんだそうで、
オリンピックとか、築地移転とかにも
この人たちが関わっている
ということだったんですね。

今回、批判されていた選手村の売却だとか、
明治神宮外苑の、容積率の緩和というのは、
いわゆる新自由主義的な政策ですから、
都知事の肝入り政策のようにも思えるんですが、
こういったものに登場する都の職員だとかも、
内田さんと仲のいい人たちみたいなんですね。

これは週刊誌でも書かれていましたから、
ご記憶の方もまだ多いと思うんですが、
うちではその上からまた更に掘り下げていって、
職員の経歴だとかも調べていたんですね。

1980年代の不動産バブルの時は、
当時は中曽根内閣で、このあたりから
新自由主義的な路線が始まっているんですが、
バブル景気の起爆剤として、
容積率の緩和をしていたのは、
当時、「民活導入担当大臣」をしていた
守旧派の金丸信だったんですね。

この人は、小沢一郎の親分で、
創価学会や社会党とのパイプ役で、
今で言うところの菅さんだとか
二階さんみたいな人なんですね。

中曽根さんという人が総理になれたのは、
守旧派のドンの田中角栄と仲が良かったからで、
その手下の竹下登が支援者をあてがうだとかして
政権が成り立っていたみたいなんですね。

そんなことから、当時は
「田中曽根内閣」とも呼ばれていたみたいですね。

そういうことから、
そういう都議会や職員らと
戦ってくれる都知事というのが
求められていたと思うんですが、
石原さんだとかは逆にやり込められてしまって、
何もできなくなっていて、
まずい事業を何一つ止められなかった
ということらしいんですね。

そして、時間が経つのは早いもので、
これまで黒幕と目されていた人たちは
コロナになってから皆さん
お亡くなりになってしまわれました。↓

内田茂、藤井富雄、石原慎太郎、池田大作、
それでも何も変わらないんです。

で、石丸さんに話を戻して、
選対本部長を務めていた小田全宏さん、
この人はともかくとして、義理の父が
中曽根系の派閥(志帥会は現二階派)の人で、
創価学会と仲が良かったりするんですね。

あとまあ、そういう内輪もめの話はさておいて、
自民党・公明党じたいが全体的に新旧問わずに
裏金だとか、物価高の影響で支持を失っていて、
看板政策だとかでも行き詰まっている
というのがあると思うんですね。

ですから、経済政策にしても、何にしても、
これからどうするのかというのが、
首相の岸田さんでさえハッキリしないというか、
言えなくなっているというのがあるんですね。

ですから、その次を狙うということなら、
そこらへんは答えてほしかったですね。

経済政策というと、お金が必要だと思うんですが、
その予算を捻出するためには、
行革だとかが必要になってくるんですね。

そうなると、与党系の利権を潰すか、
あるいは、今やってるような人件費の削減だとか、
社会保障費の削減、増税をすることで
都民に負担を押し付けていくかの
どちらかになるんですね。

あと、やっぱり
透明性というのが必要になってきますから、
小池都政のような、開示請求に対して
黒塗りや、白塗りの文書を出してくるようでは、
おそらく無理だと思うんですね。

そういったことから、中立的に見て、
今回は、野党の方がいいと思ったんですね。

SNS上での選挙運動を見ていても、
理想とするところからはかなり遠いと言うか、
泡沫候補の皆さんほど低俗でもなかったんですが、
あまり理性的な感じでもなかったですね。

まあ、SNS自体が、
仲のいい友達を増やすためのサービスですから、
ちゃんとした議論をする場ではないので、
重要な政治課題を議論するのは危険すぎるというのは
あると思うんですけどね。

SNS上では、批判的な意見だとか、
都合の悪い話をしてくる人がいても、
コメントの禁止だとか、ブロックをしてしまえば、
逃げることが出来ますから、
どうしても間違った方向に突き進んでしまうのは
当然の成り行きだと思うんですね。

ですから、現状では、
芸能人の人気投票みたいになってしまうんですね。

どんな汚い手を使っても勝てばいいとか、
最終的に儲かればいいという、
それこそ「政治屋」の領分なわけなんですね。

そういうのをどうするのかというのが
これからの課題ということだと思いますね。

ちなみに、芸能人出身の都知事で
ひとりものすごく有能な方がおられたようです。

「都市博」の中止を公約に掲げて当選し、
一期目で中止にした青島幸男さんです。

「政治屋」といえば、小沢一郎が有名で、
今はずっと下野していて、しかも引退間近なんですが、
その手下というか、新進党について行った人たちが
公明党、二階俊博、小池百合子、石破茂、高市早苗と、
与党側の要所要所にいるわけなんですね。

「次の首相この中にはいない」回答者の本心 毎日新聞世論調査から
https://mainichi.jp/articles/20240709/k00/00m/010/275000c

一つの原因として考えられるのが、テレビの存在で、
初代の郵政大臣、電気通信大臣というのが小沢一郎の父親で、
あとずっと、守旧派の指定席なんですね。

つまり、椿事件に見られるような人脈が張り巡らされていて、
そういう影響力が大きいのかなという感じがするんですね。

で、今回の選挙期間中も、偏向報道が多数あって、
TBSの「アッコにお任せ」で、間違った投票規則が流されたり、
朝日新聞が、蓮舫候補の顔に、幼稚な落書きをしたりと、
ふつうでは考えられない怪現象がありました。

そもそも選挙期間中、
今回は、ほとんど報道がなかったんですが、
これは古舘伊知郎さんの解説によると、
候補者56人全員を出演させて討論しないと
放送法でうたわれている公平性に抵触するので、
それを理由にして報道しなかったというんですね。

つまり、放送法や公選法を熟知した人たちが
討論会を避けるために
大量に泡沫候補を出馬させたと考えると、
納得がいくわけなんですね。

"都が有識者の審査会で選んだ再開発事業者は、
三井不動産、トヨタ不動産、 読売新聞グループを中心とする
計11社のグループ。
社屋が隣接する朝日新聞社も 協力企業として加わっている。
総事業費は約9千億円。"
https://www.asahi.com/articles/ASS4M253NS4MOXIE04ZM.html

創価学会についてはこちら。↓

テレビで古市くんを相手に
石丸くんが勝ったとか負けたとか
言い合ってるみたいなんですが、
この古市くんも、田原総一朗も、
創価学会の雑誌の常連なんですよね。↓

https://ariradne.web.fc2.com/dai3.html

そういうものに対抗できるのが
インターネットだと思うんですが、
現状は、お金だとか利権を持っている悪い人たちにとって
都合のいい宣伝手段の一つに成り下がっているというか、
一般の人たちの声を、政治に反映させるという点で見ると
うまく機能しているとは言えないと思うんですね。

わかりやすい事例を挙げると、最初に述べたような
創価学会への追及が出来ないネット言論人や、ニュースサイト、
こういう人たちの所にばかり、人が集まっていますよね。

こういうのは「報道しない自由」と言われているもので、
彼らが批判しているオールドメディアの専売特許なんですよ。

面倒だなぁとは思うんですが、まずはそのあたりから
改善していかないと、他に何をどう変えたって
うまく行かないと思うんですね。

普通の人が意見を言えるのは、インターネットの良さでしょうし、
石丸くんの切り抜き動画に対する批判もありましたが、
ネットだと、全文へのリンクを添えることができるんですね。

そういう他にはない利点もたくさんあるはずですから、
うまく活用していけると、いいのではないでしょうか。

あとまあ、蓮舫陣営については、
選対本部長が前原グループの大串さんだったことと、
コアな支持層の人たちが閉鎖的だったというか、
そういうところで頑張れる余地があったと思うんですね。


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