59.じゃがいもの後に植えてみては?ネギを育ててみよう! 土づくり編🌱
こんにちは〜ラクです🙂
今日もお野菜の勉強を一緒にしていきましょう!今日のテーマはコチラ
ネギを育ててみよう!苗からなら難しくない!でも、その前に土づくり。
こういうテーマで話をしていこうと思います。
前提と今日の話題です🍆
みなさーん、6月も半ばに入りましたね。
お天気のニュースでは、例年より早い【梅雨入り☔️】ということで、ジトッとした日々です。と同時に、雨が上がった次の日の暑いこと暑いこと🥵
季節に身体を慣らしていこうという、そんな時期です。
農家の世界ではハウス栽培を除けば、基本は【晴耕雨読】。
要するに、雨の日の仕事はお休みという事ですね(雨読なので、次の作業の準備や勉強する農家さんも沢山います)
逆に言えば、少しでも晴れの日を見つけたら急いでお仕事をする時期でもあります。(スキマ時間を使うのが、農家さんはとっても上手)
ところで、この時期収穫する大きなイベントと言えば、【玉ねぎ🧅】【じゃがいも🥔】ではないでしょうか?
保育園などでは子どもたちと、「もう収穫している?」所もあるかと思います。
スーパーでは[新じゃが・新玉ねぎ]といった野菜が出てきましたが、
6月は新しく野菜がドンドン出始める時期です。
収穫が忙しくなるぞーと思ったそこのアナタ😶
次は何を植えて育てるか、決めていますか?
「え〜?ラクさん別にいいじゃん?今は収穫を楽しめるんならそれでさ😅」
というご意見は、ま、そうだよね〜となりがちです。
しかーし!
ホームセンターではもう次の動きが出てたりしますww
それが今日のテーマの【ネギ】となります。
これですね。
6月に入ったばかりだというのに、もうネギ?と思う方もいるでしょう。
これ、なんでかと言うと。
ジャガイモ→ネギという組み合わせが、時期的に相性が良いから。
トマト🍅やきゅうり🥒といった夏野菜は、ピークが大体7〜8月です(近畿圏の露地栽培の場合)
ジャガイモの収穫は6月からなので、かなり前に収穫しているわけです。
このままだと、収穫後2ヶ月は何もしてない状態ということになります。
栽培期間だとこの流れになります。
一方でネギの栽培期間は次のようになります。
注目すべき日ポイントはココ。
【6月】です。
どうでしょう?
ネギの植え付けタイミングと、ジャガイモの収穫タイミング。
ピッタリですよね😄
つまり、
6月〜7月は冬のネギを植えるのに絶好の機会ということになります!
早く収穫できたじゃがいもの区画を有効活用できるんですね。
さて、先ほどの写真ではネギの苗が映っていました。
種子から育てると苗になるまで3ヶ月かかります。
その間、ずっと苗が痛まないよう管理するので、とても手間がかかります。
つまり苗を買うことで、その手間を省けると言うことです。
何より、苗の植え付けに適した時期に、苗が売られると言うこともポイントです。
どんな野菜でもそうですが、適した時期で栽培することが、大きな収穫の第一歩です👟
時期を逃せば、どんなに良い種・良い苗を植えても、上手くはいきません。
仮にできても、満足のいく結果までは、中々難しいでしょう。
大事な事なので、覚えておいてくださいね🙂
というわけで、ジャガイモが収穫できたら、サッサと【ネギ】の植え付けをしていきましょう!という、ちょっと忙しい話になってきましたww
では実際、、、
難しいの?手間かかるの?
という声ことですがが、結論。
お店を100点とするなら、80点くらいまでは十分狙う事ができます。
つまり、実はそこまで難しくなかったりします。
ポイントは次の3つです。
・土づくりに石灰を入れること
・苗を買う
・土寄せと追肥
3番目の土寄せと追肥は[長ネギ]出なければ、やらなくていい場合もあります。
やればやる程形の良いものは狙えるけど、そこそこでも立派なものは作れるので、ぜひ最後まで見てください。
それでは本題に入っていきましょう!🍅
○本題の前にネギについて
ところで、ネギと聞いたら、2種類をイメージされると思います。
【葉ネギ(青ネギ)】【長ネギ(白ネギ)】ですね。
どちらも方法としては、ほとんど同じですが、ネギの育ち方が違います。
なので、一部では育て方と手間に違いが出てきます。
例えば、ネギの白い部分。
あれは、なぜ白いのでしょうか?
答え
土に隠れている、日光が当たらない部分だから。
コチラをご覧ください。
つまり、白いネギを作ろうと思ったら白い部分が増えるように、成長に合わせて【土よせ】という作業をしていく必要があります。
ちなみに、青ネギはそれをほとんどしません。
青ネギか長ネギか、手間や労力の違いによって、選ぶ必要があります。
もし保育園などで作るならどちらが良いですか?という質問を時々受ける事があります。
僕の意見としては[どっちでも良い]です。
正確には、どっちが作れるか?作ってみたいか?で考えるのが大切です。
なぜなら目的が人によって、または保育園(や幼稚園、小学校)によって違うからです。
この目的というのは、【何人】の子どもたちが【何にして食べる】から【どれだけ必要か】で変わってくるからです。
味噌汁にちょっと添える程度の量と、ネギ焼きにするのでは、使う量が違いますよね😅
このネギは結局何に使うのか?
それによっては、少ないスペースでも十分育てる価値がある野菜です。
これ、僕のブログでは定期的に何遍も言ってますが、大事な考えなので作る前に振り返ってみてくださいね🙂
それでは土づくりのお話をしていきます。
○土づくり
ネギに限らず、多くの栽培の本には土づくりにこのような手順がよく書かれています。
1:石灰を入れて耕す
2:2週間後に堆肥を施す
3:苗や種を植えていく
ネギ栽培においては、特に最初の1、[石灰]を入れることが重要です。
なぜなら、土壌のpHが酸性だとうまく育たないというのが理由です。
※土壌のpHについてはコチラ。
この石灰を入れる手順をしっかりまずは押さえておきましょう。
一方でこんな質問もあります。
じゃあ、どれくらい入れるといいの?
よく、石灰を入れる目安がよくわからないという声を聞きます。
昔、自分が先生から習った話ではこんなイメージです。
「パンケーキの粉糖かけるイメージやで🥞」
こんな感じです。イメージ沸きますか?🙂
ちなみにパンケーキはこちらw
どうでしょう?似てませんか?ww
要は、多くの著書で石灰を巻くときの感覚がこれくらいと言う事です。量的にもちょうどいいわけですね😄
ちなみに僕的には(1㎡で100g(2握り分))くらい入れてます。
石灰を撒いたら、その場所をよく混ぜます(混和すると言います)
その2週間後に、今度は堆肥を混ぜます。
さて、どんな堆肥が向いているの?と言うことなんですが、栽培期間が長いのでそもそも沢山の肥料を必要とします。
本を見ていると、他の野菜に比べて、「え?結構入れるってこと?」と思った方もいるかもしれません。
例えば、1m✖️5mの人1畝につき、牛糞堆肥一袋+化成肥料500g(15握り分)と言った感じです。(出典:サカタのタネ)
これは
ネギは一つの畝で沢山の数が植えられるから。
沢山植えるなら、沢山栄養が必要なのは当然ですよね😶
出典:トーホク
化学肥料で例えましたが、有機肥料でも基本は同じです。
購入した有機肥料の場合も、袋の表記に従って入れてください。
ついつい入れ過ぎをためらって、控える方が多いですが、ここは表記通りにやって見てください😄
今回は土づくりのポイントまでお伝えしました。
・石灰をしっかり入れて混ぜる。
・2週間後に堆肥をしっかり入れる。
この2点をしっかり守ってスタートしてください。
それでは、次回はネギの苗についてのお話です。
それでは🍅