群盲象を撫でる
MIトレーナーの先生は、ご自身が主宰されている集中講座で、まずはじめに『群盲象を撫でる』を例えに、MIを学ぶ面白さと、そのときに大切な視点について話してくれます。
「MIを伝える人によって、伝え方は違っている。MIの概念は共通だけど、数学の勉強のように、ひとつの問いに、明確な正しい答えがあるわけではない。」「ある人に聞いたら、こういう答えが返ってきて、別な人に聞いたら、違う答えが返ってきたんですけど、どっちが正しいんですか?って質問されることがあるんだけど、その答えも難しいよね。」と。
wikipediaの中では「群盲象を撫でる」の説明が、以下のように書かれています。
『ジャイナ教の伝承では、6人の盲人が、ゾウに触れることで、それが何だと思うか問われる形になっている。足を触った盲人は「柱のようです」と答えた。尾を触った盲人は「綱のようです」と答えた。鼻を触った盲人は「木の枝のようです」と答えた。耳を触った盲人は「扇のようです」と答えた。腹を触った盲人は「壁のようです」と答えた。牙を触った盲人は「パイプのようです」と答えた。それを聞いた王は答えた。「あなた方は皆、正しい。あなた方の話が食い違っているのは、あなた方がゾウの異なる部分を触っているからです。ゾウは、あなた方の言う特徴を、全て備えているのです」と。この話の教訓は、同じ真実でも表現が異なる場合もあることであり、異なる信念を持つ者たちが互いを尊重して共存するための原則を示しています
。』
自分が学んだことのみでとらえた平面的なもので全てを理解したと思うのではなく、グループで学び合ったり、いろんなかたたちに尋ねながら、自分の理解をさらに立体的にしていく体験、みたいなものも、MIの学習の面白さかなぁと思います。
目を通していただき、ありがとうございました。