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ライオン・キング:ムファサ【鑑賞記録2024 #14】

見ようと思った経緯

逆に見ないという選択肢を見つける方が難しい。
幼少期からディズニーの英才教育(?)で育った私は、中でも四足歩行の動物キャラが好きだ。
好きなディズニーキャラは?と聞かれると大抵「スティッチ、バンビ、シンバ」と答える。
前作も賛否はあれど、私は好きだった。
最近の3Dちっくなアニメよりこちらの方が飲み込みやすい。
ところが上映初日。会社の忘年会のために鑑賞叶わず。
週末も予定があっていけそうにない。
そんなジレンマを抱えていると「先行上映」なるものがあるらしい。
公開日前日にレイトショーで上映してくれるというじゃないか。
絶対見たい。マッツが声優をしているキロスは絶対見たい。マッツの声で「バイバイ」を大スクリーンで浴びたい。
定時ダッシュで映画館に行こう。
愚かなほど単細胞のような私はチケット発券までタイトル横にある【吹替版】の文字に気が付かなかった。

概要

ムファサの物語でもあり、後のスカーの物語。

監督
バリー・ジェンキンス

出演
アーロン・ピエール
ケルヴィン・ハリソン・Jr

感想

恐らくオリジナル版とは少し違う世界線だと思う。
でも、オリジナル版の伏線があちこちにあって見ていて飽きない。
タカが「こんな兄弟が欲しかった」と掛け合いで歌うシーンは涙出るかと思った。ティモンとプンバァのやり取りで舞台の話(たぶん劇団四季?)がちょっと出てきたのは笑った。
タカがもう見てるのがつらい。
アニメでムファサが死んだあと、スカーがサラビに妻になれと言い放つシーンがある。それを思い出してもう辛かった。
キロスがセクシーすぎて私の語彙では言い表せない。
伸びをするところ、木に爪痕を残すところ、いちいちセクシーだし、犬歯はマッツを意識したとかそういう記事を見た。最高。

不満点が1つ
なんでこんなに字幕上映少ないん???
地元含め回りはそんな田舎でもないし、吹き替えは1日3~5本はあるのに、1日1本しかやってなかった。
吹き替えの方がファン呼べそうだったんやろか…
マッツ推しフィルターかかっているのは百も承知だが、メインの2匹は字幕版の方が良かった。
渡辺謙は強い。マッツが良いのは前提として、負けず劣らずの良い声だった。

余談
最寄りの劇場にはロビーにクレーンゲームがある。
ライオンキングの公開に際し、ムファサやタカがゲットできるのだ。
マッツは宣伝動画でキロスを持っていた。
絶対欲しい。ムファサもキロスも欲しい。脳死で大量に100円玉に両替した。
大抵あまり人はいないのだが、2・3回チャレンジしたあたりで10歳前後の少年が私の台を見ていることに気づいた。
正直子供は苦手である。何をしだすかわからないし、それよりも扱いが分からない。ただ大の大人が占領するのはあまり良くないと思い、「変わろうか?」となけなしの勇気を振り絞って声をかけた。
首を横に振る。
そうかそうか、見てるだけか。私の勇気を返してくれ。
気が散りそうになりながら1点に狙いを定めてキャッチャーを下ろす。
結果はムファサ2体取り。
クレーンゲームはどちらかというと(アームの力にもよるが)得意な方である。センスは父譲りだ。ありがとう父上。
喜びに浸るも束の間、少年が「2体取りですか!?」とちょっと興奮しながら話しかけてきた。
「2体取りデスネ。いる?」と1体渡そうとするとこれもまた首を横に振る。
そうかそうか、いらないか。
少年は一緒に来てたおばあちゃんにでかい声で「2体一緒に取ってた!」と指さして報告していた。やめんか恥ずかしい。
そのままキロスも回収し後ろを見ると、少年が騒いだのもあって少し人だかりができていた。そそくさトイレに逃げ込んだ。
2024年最後の映画館鑑賞の思い出。


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