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ノノガで就活を思い出すって話|日記

同期を招いて、我が家でホームパーティをした。
新卒で入った会社の同期なので私は転職済なのだけど、みんな(全員で7人)と変わらず仲良し。

何時に集合とかは特に決めず、各々のタイミングでやってくる。
早い人は11時。遅い人は17時半。自由だな〜〜。
女子勢は休日もゴルフや出勤をして野心を燃やしているらしいのに対して、男子勢は彼女とのあれこれが1番の関心事だと言わんばかりに恋バナのオンパレード。
私たちを1つのチームとしたらかなりバランスが良いと思う。
1人のカリスマがいる期に対しても、7人の総合値で勝てるような。当時の人事部に感謝だ。

5回の試験+最終面接という長い選考を共に乗り越えたメンバーだ。
残り20人くらいになってきた後半は顔ぶれも決まってきていたので、ライバルではあるのだけど絆も感じていた。内定者として顔を合わせた時は抱き合って喜んだ。
入社後も3ヶ月間の研修(という名の適性判断期間)を一緒に過ごした。
入りたい部署が4人と被り、ライバル関係は継続しながらも濃い時間を過ごすうちに、尊敬の気持ちの方が大きくなっていた。
もう同じ会社にはいないけれど、いまだに友達ってよりは仲間って言葉の方がしっくりくる。
こんなに素敵な仲間が出来たことは、転職したという結果はともあれ頑張って就活して良かったと思うところだ。

私が今ハマっているオーディション番組「NoNogirls」通称「ノノガ」を見ていると就活時代を思い出す。
集団面接でのアピール合戦、急なグループ協力ミッション(缶積みとか工作とかした)、グループディスカッション、幅広い知識を問われる筆記試験(時事ネタからVTuberの名前まで出題される)、1対10以上の役員面談。
落ちたら次のチャンスは無し。まさにサバイバル。
興味なさそうな人も、鼻で笑ってくる人も、君と働きたいと言ってくれる人もいた。
絶賛しておきながらお祈りメールを送ってくる人もいたし、あなたのこういう部分を評価していますと長文のフィードバックをくれる人もいた。サイレント(電話もメールも無し)をする人も結構いた。
大学生の私はというと、届いた評価に一気一憂。激しいほど。
褒められると自分に価値があるように思ったし、選考に落ちるとどこにも自分の居場所が出来ない気がした。不安定だったなあ。

今は、たくさんの褒められた言葉が自分の価値になるとは思わない。(嬉しいけどね)
同じように低評価が自分本体の価値を下げるとも思わない。もちろん査定は下がるが。
そもそも価値なんてまやかしだろうが、と思ってしまう私は社会不適合者なのかもしれない。
褒められたって貶されたって、自分は変わらないと思う。
そう思わせてくれる無条件の家族や友達が今の私にはいる。

ノノガがこれまでのオーディション番組と違って素敵だと思うところは、プロデューサーであるちゃんみなが、脱落したメンバーに「タイミングが今ここじゃないけれど絶対咲くの」って伝えている点。
番組であれこれ言っておいてポイ(コメントでもあれこれ言われ続ける)ではなくて、気休めに今後の活躍をお祈りするのでもなくて、魂のアフタートーク!って感じの対話があること。
私は、ただ勇気をもらっている。彼女たちの本当の気持ちに近い部分をこんなにさらけ出してくれて、ありがとうって思う。

ノノガは毎週金曜に配信。YouTubeでも見られます。
観ている方がいらっしゃればぜひ語りたいよ〜。
読んで頂き、ありがとうございました。

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