「〇〇したくないからフリーランスになる」は案外通用する
初めまして、2年目フリーランス作曲家のシエシ度です。
この記事では、会社が嫌だからフリーランスに逃げたいなんて甘いことを考えちゃっている方向けに、意外と何とかなるかもよという話をします。
もちろんフリーランスはそんなに甘いものではないので何ともならないかもしれませんが、意識の高いことばっかり書いてる記事が多いので、意識が低くても何とかなってるケースとして投下しておきます。
僕の社会不適合っぷり
僕は4年ほど会社員を経験しましたが「会社員向いてないんだろうな~」と思いながら過ごしていました。
主にこんな理由です。
人間関係があまりに億劫
報連相が面倒くさいため大体せず、後から注意される
ストレス耐性が非常に低いため、怒られると一生引きずる
常に誰かと比較・評価されている感覚が息苦しい
朝どうしても起きれず、毎週のように遅刻して迷惑をかけて注意される
何時間寝ても足りない
早々に言い訳のレパートリーは尽きた
夜になれば調子いいんだけどな
やりたくない、やっても無意味そう、自分に向いてなさそうな仕事を避けたり後回しにしたりしてしまう
やりたくない…でもやらなきゃ…と考えることで疲労困憊
でも絶対にやりたくない、というか手を付けたら負けな気がする
「何でこんなことしなきゃいけないんですか?会社にとって1円にもなりませんよね?」と逆ギレ
こんな僕が70歳まで会社員をしたところで大成するとも、少なくとも幸福度の高い人生を送れるとは到底思えませんでしたので、会社を辞めてフリーランス作曲家になっちゃいました。
こんな社会不適合な僕がフリーランスになったところで生活できるのかという疑問が生まれると思いますが、今のところ何とかなっています。
「人間関係が嫌だからフリーランスになる」→通用します
僕の言う人間関係は、主に内部の話です。
上司との細やかな報連相、失敗して怒られたらどうしよう、同期と比べられたくないetc…
これらは、フリーランスになることで全て解消しました。
当然ですがお客様とのコミュニケーションは無くなりません。
それどころか頻度も量も増えました。
トラブルがあっても誰も守ってくれませんし、全て自己責任になります。
とはいえ、僕はそれをあまり悪いことのように思っていません。
会社の考えではなく自分自身の考えを自分の言葉で話せることがストレスフリーどころかむしろ楽しいですし、トラブルがあった場合も、最悪返金して去っていただくという手段があると思っています。
(今までに実行したことはありませんが)
僕はお客様と細かく連絡を取ることや評価されることに関しては元々ストレッサーではなかったので、今はとても気持ち良く働けています。
「朝起きたくないからフリーランスになる」→通用します
職種にもよると思いますが、納期さえ守れば何ら問題ありません。
僕は昼13時に起きて朝5時に寝る生活をしていますが、これでお客様に迷惑をかけた自覚はありませんし、苦言を呈された記憶もありません。
僕の場合はむしろ夕方以降は集中力が飛躍的に上がるので、メリハリをつけて働けています。
ところでメンタリストのDaiGoさんによると、夜型の人は全員優秀らしいです。
よって僕は優秀です。
「嫌な仕事をしたくないからフリーランスになります」→通用します
世の中には多種多様な人がいます。
勉強は得意だが運動は苦手な人、人と仲良くなるのが得意だが頭を使うのは苦手な人、単純作業が得意で臨機応変な対応が苦手な人etc…
何故でしょうか?
それは、お互いの得意を出し合ってお互いの不得意を補い合うことで種が存続・繁栄するためです。
では、わざわざ不得意なことで世の中に貢献する意味があるでしょうか?
僕は無いと思っています。
自分の得意なことや自分にしかできないことで誰かの役に立つことが、自分が生まれた意味・使命だとすら思っています。
(もちろん、不得意を克服するための努力やそれから得られる経験が人生をもっと豊かにするのだろうとは思っていますが)
というわけで、自分の得意なこと、やめられないこと、誰にも負けないことを仕事にしちゃいましょう。
僕はこれが作曲だったので仕事にしました。
今のところどうしてもやりたくないことには出くわしておらず、ストレスフリーに過ごせています。
(おまけ)「働きたくないからフリーランスになります」→通用します※
何故働かなければいけないのでしょうか?
お金が必要だからですね。
では、お金がさえあれば働く必要はないはずです。
例えば月25万円で生活できるのであれば、これだけ稼いだらはあとは休めばいいのです。
1件5万円の仕事を5件獲得しそれぞれを3日で終わらせてしまえば、15日間だけ働いて25万円を手に入れ、残りの15日間は遊んで暮らすことができます。
ただ、実際にフリーランスになってみると毎日不安で仕方ないのでそんなことにはならないと思います。
自分は成長しているのか?
競合やAIに仕事を取られないか?
何かやらかして干されないか?
業界自体の需要が冷え込む可能性は?
来月には仕事がゼロになっているんじゃないか?
恐らく殆どのフリーランスは↑のような不安と日々奮闘しているのではないでしょうか。
おしまい
ここまでお読みいただきありがとうございました。
補足しますが、僕がフリーランスになった理由はこの記事に書いたネガティブなことだけではありませんし、フリーランス作曲家になるための努力や準備はそれなりにしてきました。
ここまで読んでいきなり退職届を出すなんてことはしないでくださいね。
少しでも参考になりましたら幸いです。
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また次の記事でお会いしましょう。