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幸せの定義

夢を見た
いつか大金持ちになりたいと

目標を立てた
いつか大きくなりたいと

漠然としたその抽象的な私の人生は
己自身を大きく見せた、実は小さなプライドとコンプレックスで徐々に壊れていった

誰かを見下したいという表面では見せない、それどころかそんなこと思っていないと心の中で思うが、奥底に眠る人間の根本が、私をそう行動させた

幸せの定義を皆は追い求めるが
答えを言ってしまえばそれは人それぞれという言葉で片付けられる。
非常に残念に思う
だから私は自分中心に考えた

自分がどれだけ愛や時間を使おうが
どれだけお金や言葉を送っても

「人それぞれの幸せの定義」が邪魔をした

私の精一杯は、きっと誰かにとっては物凄い重圧で、また誰かにとって小さじ一杯分程度かもしれない

だから私は、人には期待をしない
生きていれば人は、数々の裏切りに遭遇する

その裏切りの数が多ければ多いほど
人は腐り、また裏切られる悪循環に陥る

私は思う、他人に縋って自分の幸せを掴もうとする何とも愚かで救いのない行動を

信じられるのは結局自分自身で、他人に動かされる人生など愚行である

そんな厨二じみた思想は、私を拗らせるには充分だった

結婚という行為も似たようなもので
関係の構築の最終段階。
絶対に裏切らないという意思表示

しかしその行為は、もう一生逃げられない
1度芽生えた愛を、墓場まで持っていくという契約

人間はだれしも、逃げ道を作りたくなるもので
片方の愛が少しでも偏れば、もう片方は型からはみ出してしまう。要はバランスが大事なのだが
人間関係の構築と継続は、糸筋縄ではいかない

少しでも自分の愛がはみ出したと感じるのであれば、その現状に幸せは待っていない

先程の話に戻す。要は悲しいが「人それぞれ」
どれだけ愛そうがどれだけ好きだろうが、結局は赤の他人であって信用してはならない

いくら2人が2人のバランスが取れているとしたとしても、その答え合わせはどちらかが死ぬまで出てこない
そんな日が来た時に、この人でよかったと想えることができたのであれば、
それは運命の相手と言っても差し支えないだろう


ただ、裏切りと期待を過度に経験し
コンプレックスとプライドが邪魔をするようになれば
もう後には戻れないだろう

しかしそうなっても他人に期待してはならない

自分自信を強くするしかないのである

悲しい事実ではあるが私たちはどれだけ不幸に陥ろうが、人を信用出来なくなろうが
時間は進む また次の絶望に向かう

そのなかで、幸せかもしれないという事象を見逃さないことが大事だ

長く生きるコツは、道端にある石を見て過去を思い出し、軽く笑えるようになること

私はもしかしたら、今この瞬間幸せなのかもしれないと余裕を持ってその思考に到れるように

次にくる絶望に備え、私たちは時間を進める

幸せかもしれないの事象を探し続ける旅にでてみるといい

幸せの定義は人それぞれなのだから

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