追悼：大山のぶ代さん

本日、とても悲しいニュースが飛び込んできました。

「ドラえもん」の声優を長らく演じられた大山のぶ代さんが、先月29日にお亡くなりになりました。報道によれば、眠るように最期を迎えられたとのことです。

心よりご冥福をお祈りいたします。

何というか、言葉に言い表せないショックを受けています。何か自分自身の何かをもがれたような、そんな気持ちです。

自分の中では、今でもドラえもんの声は、大山さんのあの独特なハスキーボイスのままです。大山さんの声がバチっとはまったことで、ドラえもんのアニメに人気の火が付いたのだと思います。

先日も「ぼく、桃太郎のなんなのさ」を久しぶりに見て、大山ドラは良いよな～と感慨に耽ったばかりでした。

つい先日、7月12日にのび太の声を長らく務められた小原乃梨子さんがお亡くなりになりました。

私たちは、たった三ヶ月の間で、ドラえもんとのび太君を失ったことになります。

自分の幼少期～少年期は、ドラえもんとのび太で満たされた日々でした。その懐かしい日が、本当に遠くになってしまった気がして、とても痛切な思いがします。

大山さんは91歳の誕生日目前でお亡くなりになったとのことですが、藤子Ｆ先生と同級生だったということになります。

あまり意識しておりませんでしたが、藤子先生が生み出した国民的キャラクターに命を吹き込んだのが、同級生の方だったというのは、とても運命深いものを感じさせます。

幸いというか、大山さん小原さんの後を継いだ声優さんたちが、「ドラえもん」の楽しさ、素晴らしさを子供たちに伝えています。その意味では、安心してお休みなってもらいたいと思います。

来年ドラえもんの過去の映画の再上映などが企画されていますが、もう一度大スクリーンで、大山ドラの世界観を浴びたいと思います。

本当に、本当にありがとうございました。