9章 しずけさのなかでめをとじる / 地に足をつけるグランディング3 / 194
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「いのちのやくそく」(池川明、上田サトシ著、2016年8月1日、センジュ出版より発売)より抜粋して、少しずつ「マガジン『いのちのやくそく』」に書いています。
今回は、「9章 しずけさのなかでめをとじる / 地に足をつけるグランディング3 / 194」です。
幸せを感じられない理由の一つに「過去に起きたことを引きずっている」ということがあります。過去を振り返って見れば、色々な失敗や不幸な出来事があったかと思います。
それらの事柄を思い出せば、不幸な気持ちになって幸せを感じるどころでは無くなってしまうのも納得します。
しかし、過去を振り返ってばかりいても仕方がありません。
今を見て、未来を見て、「幸せ」という目的に向かって進むべきです。
そんな時に、目を瞑って心の中にいる過去の自分に向き合って「自分自身を癒す」ということが大切です。
そうすることによって私たちは、どこでも、どんな時でも、どんな状態でも、幸せを感じられるようになれるのです。
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「妊婦さんには火事を見せてはいけない」などと昔から言われていますが、本当は「妊婦さんが強いストレス・恐怖・不安を持つと、胎児に影響を与えるかもしれないので配慮しましょう」という意味なのだと思います。
つまり、昔から「妊婦さんには人一倍配慮が必要」と言われていたのです。
そうは言っても妊娠中や産後の時期というのは、ストレスや不安に駆られる事は少なからずあると思います。そして子育てをしているお母さんならなおさら、心が安定しない時期があるでしょう。
そんな時には目を瞑って、心の奥にあるたましいの声を聴いてみましょう。
「あなたは今、幸せですか?」
そんな声が聞こえてきて、自分自身の心を見つめ、整理出来るようになるのです。具体的な方法は次のようにしていきます。
1. 191ページの瞑想と同じように進めます。
2. 目の前に椅子が一脚あるのをイメージします。
3. その椅子の上に、あなたが話をしたいと思っている人の「たましい」をイメージして座らせてあげます。対象は、お腹の赤ちゃん、まだお話ができない赤ちゃん、小さい頃の自分自身でも大丈夫です。
4. まず、「こんにちは」と言って「たましい」に挨拶をします。椅子に座っている姿や心の状態はどのような感じなのか、解ってあげましょう。
5. 気の趣くままに会話をして構いませんが、時間は5分程度が適当で、あまり長い時間行うのは避けましょう。
6. オーラの風船の中に座っている自分をイメージします。そして相手も同じようにオーラの風船の中に座っているのをイメージします。
7. 相手のオーラの中に、苦しみや悲しみ、ストレスを見つけたら、ボールを落とすようなイメージで地球の中に落としてあげます。
8. それぞれのオーラの風船が、優しい金色の光に包まれていくのをイメージします。
9. 最後に、相手を抱いて、ハグをしてあげましょう。「たましい」を感じて幸せな気持ちになれると思います。
このように瞑想をしていくと、全てが許されて「幸せ」な感覚に包まれていくのがわかると思います。
これまでに起きてしまって、過ぎ去った事は変えようがありませんが、今の気持ちや心の状態は「あなた次第で変える」ことができるのです。
自分を変える勇気が出てくると、前に進む力が湧いてきます。どこでも、どんな時でも、どんな状態でも、幸せを感じられるあなた自身を感じてみてください。
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