ジャンル別ベストフォト第2弾【ベストテーブルフォト】
こんばんは。
しんやとよーへい公式noteライターの米山です。
さて、先日開催したジャンル別ベストフォトの第2弾「ベストテーブルフォト」
Stay Homeにピッタリなこの企画、楽しんでいただけたようで運営はみんな安心しております。
日常写真なんかと違い撮らない人はなかなか撮らない写真で苦戦したのではないでしょうか。
このジャンル別ベストフォト企画、普段自分が撮らない写真を撮るきっかけになっているようで、楽しいという声が多いんです。
というわけで今回はそんなベストテーブルフォトの結果をご紹介!
1,セレクター紹介
ベストテーブルフォトのセレクターとして作品の選出をしてくれたのは、なんとこの方
6151 / Rokuichi Goichi
H O M E / I n s t a g r a m / T w i t t e r
前回の藪崎次郎氏といい、豪華すぎてびっくりしています。(筆者大ファンです)
そんな6151氏ですが、書籍も出版しており、
国内だけでなく海外でも翻訳され出版している程大好評だそうです。
バイブルです。SNS時代必携の1冊です。
2,ベストテーブルフォト
さぁ、そんな中見事ベストテーブルフォトの称号を勝ち取りました2名。
まず1人目は、
清水 伸彦さん
I n s t a g r a m / T w i t t e r
受賞作品
『赤い彗星』
6151氏 講評
【被写体のコーディネートが良い。】
→スイーツとワイン(かな?)の組み合わせにさりげなくチョコレートが添えてある所が大人のバレンタインを思わせる。今回題材は特になかったが、季節に合わせた提案を組み込んだコーディネートにまずぐっときた。
【ヒント】
※メインの被写体が決まっていたら、それを引き立たせる素材を取り入れてみると良いです。季節に応じた生花や柄物、例えば春なら桜とかパッと見て一瞬で旬を感じると雰囲気を作りやすい。旬には心を掴まれやすいなと思います。
※ケーキと珈琲、炊きたてのお米に味噌汁、ぶどうのスイーツにぶどう、みたいにコーディネートしている方もとてもgoodです。被写体に関連のある素材を盛り込むとより空気を感じ取れる。
【赤い林檎とスイーツの赤が引き立つ黒背景】
→光の使い方が難しいけど、ダークな空気に赤が映えてぐっと引き締まった印象。ライティングはもっと拡散させて反射を控えた方が好みだけど、林檎やスイーツの艶が引き立って見えるのは良い。艶があると瑞々しさを感じる。美味しそう。
【横からの輪郭が美しい。】
たぶん、陰影がしっかり分かり3Dに見えるから。林檎の丸みとスイーツのぷるっとした丸みがよく分かる。
※被写体に合わせて「より美しく見せる視点」を探りながら撮ると良い。例えばワイングラスなら俯瞰で撮るより真横から撮った方が曲線が美しい、ではケーキならどの視点が美しいか。など考えてまず何枚か撮ってみてより美しい視点を探す。
※ぶーのーさんの写真は「林檎のケーキ」が主役だと思うけど、このケーキの輪郭に合わせてワインボトル、グラス、リアル林檎を詰み上げ、というように横から視点に合わせて他の素材を組んでいる処がgood。
※これを俯瞰で撮ったらまた違う配置や素材になると思うので、メインの被写体に合わせて足し引きすると良い。
※横からの視点で撮る時は、ボケを生かした撮影も楽しめるのでレンズを開放にした撮影にもトライしてみると良い。
【現像や仕上げレタッチをしてる。】
してる?してるという前提でお話しますが、レタッチすることによって伝えたい空気をより強く表現出来るので現像、レタッチしましょう。「自分の目で見た《いいな》」の場面に近付ける為のワンステップです。撮って出しも好きだけど!一旦冷静に撮った写真と向き合って「黒をより黒く」とか「艶を抑える」とか「もう少し明るく」など、現場で手の届かなかった環境の整理を現像やレタッチの段階で少しだけしてあげるとより良い仕上がりになると思います。
おめでとうございます。
赤い彗星と言われるともう、ねぇ?「アレ」しか出てこないわけですが。
清水さんの次回作『黒い三連星』に私、期待が高まっております。
そんなアズナブルさんの受賞インタビューをどうぞ。
1 写真歴について教えてください。
4年くらい(長野県の川中島温泉ができた年
2 普段撮影しているジャンルは?(ポトレ、スナップ等)
なんでも撮らせろ
3 ベストフォト撮影時の使用機材について教えてください。
FUJIFILM X-PRO2 16〜80mm f4
4 ベストフォトに選ばれた心境は?
水風呂後の外気浴って感じ
5 ベストフォト撮影に至るまでの経緯、シチュエーションについて教えてください。
地元の魅力をシンプルに撮る(サウナ中に発案した
6 普段の撮影から意識的にしていることがあれば教えてください。
撮影中は全神経を集中(サウナと同じ
7 サロンに入ってから撮影方法や考え方に変化はありましたか?もしあれば、それはどんな変化ですか?
『更に人と同化するな、違う事が才能』
8 最後にサロンのみなさんに一言
サウナイキタイ
そしてもうひと方はこちら。
はやてぃーさん
I n s t a g r a m / T w i t t e r
受賞作品
『息抜き』
6151氏 講評
【真俯瞰からの視点が良い】
テーブルの上から撮る視点を真俯瞰と呼んでいます。テーブルフォトの撮影ではアイレベル(自分の目の高さ)だけではなく、いつもは見えない視点からの撮影にもトライしてみると楽しいです。カメラだから見える視点は誰の目に見ても新鮮です。雑誌の表紙を飾るようなイメージで撮ると楽しい。
はやてぃーさんの写真は、テーブルコーディネートはシンプルだけど、インテリアが少しだけ分かる配置に入り込んでいてgoodです。木製のテーブル、床のタイル、少し差す光(自然光の雰囲気)がタイトル通り息抜きを思い浮かべる。息抜きしたい。
【仕上げに水平を調整する】
真俯瞰の時に気を付けたいのは水平を保っていること。真っ直ぐじゃなくてもいい写真なんだけど、気持ちの良さって感覚的なモノで視覚的に水平がアンバランスだとなんだか居心地が悪いと錯覚する。一瞬で「心地よさ」を感じられるように仕上げの段階である程度水平を調整してあげるとより美しく仕上がる。この写真の場合は分かりやすく、テーブルと床のタイルを水平になるようにバランスを調整すると良いです(文字だと説明しにくいけど)。
【シンプルな被写体だけど小物が効いてる】
チーズケーキと珈琲(紅茶かもしれん)、一見ただのおやつだけど、カップと皿のデザインが良し。わたしは器が好きだというのもあるけど「知ってる人は知ってる小物」みたいなものを取り入れるのも写真の質を高めるひとつの方法だと思います。
おめでとうございます!
コーヒーと甘いものの最強コンビ。
ラブです。
真俯瞰は普段見ることが少ないからこそ新鮮で引き込まれますね。
そして色味や、柔らかい午後の雰囲気もとても素敵でした。
さぁそして、6151ファンというはやてぃーさんのインタビューはこちら
1 写真歴について教えてください。
ちょうど1年くらいです。
2 普段撮影しているジャンルは?(ポトレ、スナップ等)
カフェで撮るテーブルフォトと彼女ポトレが多いです。
3 ベストフォト撮影時の使用機材について教えてください。
SONYのa7R3です
4 ベストフォトに選ばれた心境は?
1年前に好きで始めた写真、カメラがこーいう形で選んでもらえて光栄だしとても嬉しかったです!
めっちゃ普通ですみません笑
5 ベストフォト撮影に至るまでの経緯、シチュエーションについて教えてください。
元々6151さんのシンプルなテーブルフォトが好きでよく見てたんです。
自分もシンプルだけど光の感じとかどこか惹かれる写真がいいなと思って自分もそんな写真が撮りたい!
と思っていつもテーブルフォトは撮ってました。
いつも彼女とふらっと入ったカフェとかで撮ってたんですが、今回も家の近くのカフェで撮った物で、そこのカフェがとても良くていつもより楽しく写真を撮ってました。
そんな経緯とシチュエーションです笑
6 普段の撮影から意識的にしていることがあれば教えてください。
写真はプライベートでどこかに行った時にカメラもつれていいなと思った時に撮ることが多いので、1番重要なのは楽しむ事を意識しています。
ほんとそこだけです笑
自分の喜びとか楽しさが写真に伝わればなと思っています。
7 サロンに入ってから撮影方法や考え方に変化はありましたか?もしあれば、それはどんな変化ですか?
まだカメラを持っていない時にInstagramで高橋伸也さんに出会って写真教室に行きサロンに入ったので、自分の写真の撮り方、考え方は初めからサロンのみなさんの知識や経験で成り立っています。
感謝しております
8 最後にサロンのみなさんに一言
テーブルフォトのベストフォトに選んでいただいてありがとうございます。
サロンの皆様のおかげで日々成長を感じれています。
これを一つのスタートラインとしてこれからも写真を楽しく盛り上げていければいいなと思います!
皆さん仲良くしてください!
こらからもよろしくお願いします
3,最後に
たくさんの投稿ありがとうございました!
緊急事態宣言で家で撮影する機会が多くなると思いますが、
そんな時にこそ普段やらないことに挑戦したいものです。
次回のベストフォトでは恒例の高橋伸哉氏・澤村洋兵氏によるベストフォトの結果を紹介します!
それではお楽しみに!
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Special Thanks
■6151|Rokuichi Goichi(ろくいちごいち)
Instagramをきっかけにフリーランスに転身したフォトグラファー。風景からブツ撮りまで幅広く手掛け国内外で企業とのタイアップ撮影や雑誌やウェブで執筆活動をする傍ら、全国でフォトワークショップを開催するなど「写真の楽しさ」を広く伝える活動にも取り組む。日常の他愛ない光景と珈琲のある空間が何よりも好き。2019年6月に著書「インスタグラム商品写真の撮り方ガイド」出版。
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