2020.09.11 備前長船刀剣博物館
今回は2020年9月10日から備前長船刀剣博物館で行われている刀剣の国宝『山鳥毛』の特別展示の様子を簡単に記載したいと思います。
1.会場について
展示会場は岡山県にある備前長船刀剣博物館です。
コロナの影響で予約制になっていましたが、どの時間も予約でいっぱいでした。しかし、コラボの物販や銘切りをしていただけるところは自由に見学できました。物販では
刀剣乱舞とコラボした商品も売られていました。他にも刀剣を作るまでの工程も見学できます。
仕事風景を見学できるのは本当にワクワクしますよね。さらに自分の好きな文字を掘ってもらうこともできます。記念に残るのでオススメです。
2.展示の内容
時間になると呼ばれて会場に入ることができます。会場にはコラボしている刀剣乱舞のキャラも展示されていました。
等身大パネルに
限定イラストが飾ってあり、多くのファンが写真をとっていました。
今回は刃文に焦点をあてたテーマ展でした。1階では様々な刃文の特徴と刀がそれぞれ展示しています。その中でも気になったのをいくつか紹介したいと思います。
「皆焼刃」(ひたつらば)
通常の刃文が入る刃の部分以外まで広がっており、なんとも美しいです。刃以外に刃文が入ると折れやすくなるため、工夫が入っているのも面白いですね。
丁子刃(ちょうじば)
会場である岡山・備前で鎌倉時代によく作成されていたそうです。刃文がとても分かりやすく出ています。
さて、2階に行くと貴重な刀がたくさん展示されています。そして中央には今回の目玉である国宝「山鳥毛」が展示されています。
山鳥毛(福岡一文字)
1階、2階と様々な刃文を見てきた後に展示された山鳥毛ですが
見事な刃文に圧倒されてしまいます。
刀身も見事でずっと見ていたい気分になりました。息をのんでひたすらに眺めている素敵な時間でした。
1時間という限られた時間でしたが、十分に堪能することが出来ました。こういった名刀が様々な形で脚光を浴びるのはいいことですね。