やわらかい社会と共生について考える(後編)
今回も ShareCo- プロジェクトにとって鍵となる “共生”、“やわらかい社会” について考えていきたいと思います。
前回の note はこちら
前回の note で「次回はやわらかい社会のキーワードとなる “共生” について考えていきます」と予告しましたが、少し変わりました。
メンバーと話していく中で、“共生” は “やわらかい社会” のキーワードではなく、“共生” するために “やわらかい社会” がある と言った方が私たちのイメージに近いと感じてきました。
このプロジェクトの中で使っている “共生” とは、障碍がある人やその周囲の人たちと、彼らが生活の中で出会す問題に無縁な人たちが、お互いを認め合い、お互いが気持ちよく環境・社会を共有できる状態 だと思っています。つまり、特性を理解し合い、思いやり、協力したり、時として同じ空間や時間を共有したりしながら、それぞれが心地よく過ごせる場が拡がっていく、ということだと考えます。
そうした状態はどのようにして得られるのでしょう? 私たちは、“やわらかい社会” をつくることによって得られるのではないかと考えています。そして、“やわらかい社会” は “行動” によってつくられると思っています。
相手のことを考えたり、気遣ったりしたときに、その想いが “行動” として表せることって素敵だと思いませんか?
でも “行動” といっても、一体何をすればよいのかすぐに思いつかないかもしれません。また、良かれと思ってした “行動” が求められていないかもしれないという考えが過ぎることもあるかもしれません。
もちろん、相手の状況や気持ちを考えて、何が求められているかな?と思い巡らすことも大切だし、素敵なことだと思います。私たちも日々そんなことを考えています。でも、考えすぎて何もできないよりは、想いのこもった(もしかしたら求められていないかもしれない)ことを “行動” してみる人たちがたくさんいる社会の方が、“やわらかい社会” だと思いませんか?
“やわらかい社会” は相手への想いからくる “行動” の繋がり によって作られるのではないでしょうか。
私たち ShareCo- の目的は “共生” する地域(社会)をつくることです。
今回、“共生” と “やわらかい社会” について考えたことで 、“共生” する地域(社会)は “やわらかい社会” の先にあるもの だと、認識を深めることができました。
ひとりひとりの行動によって、その人やその周りの意識や振る舞いが少しずつ変わっていく。その繋がりが “やわらかい社会” となり、心地よく過ごせる場が拡がって “共生” 社会になっていくのだと思います。
ShareCo- プロジェクトは、皆さんと一緒に“共生”する地域 (社会) をつくっていきたい。是非、皆さんのご意見を聞けると嬉しいです。
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