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「いつもの」と言いたい小学生

弊店の常連客の6割は小学生。
水だけ飲みに来る人も含めれば8割になるだろうか。
始業式だった昨日も2人来たよ。

一部の小学生には、
どうやら常連客になることに憧れがあり、
「いつもの」で通じる店が欲しいようだ。

「おっちゃん、どうやったら常連になれるん?」
「そうやなあ、週に1回来たらかなあ」
「俺は?」
「あなたはまだ普通客やな」
「ええぇ! 明日来たら?」
「明日来たらよく来る客」
「明後日も来たら?」
「明後日も来たら常連客」
「じゃあ、よく来てるピー子は?」
「ピー子はもう超超超常連客やな」
「ええなあ」

てな感じで、面白嬉しい限りです。

しかしこんなこともある。
「おっちゃん、いつもの」
この子の”いつもの”はかき氷なのだが、
シロップが何か忘れてしまった。
「いつもの、シロップなんやったっけ?」
「ん、もう! ブルーハワイやん!」

恥をかかせてしまった。

こんな子どもたちが増えたら、
世界から戦争なんて無くなるのになあって思った。

(らおばん)

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古本喫茶店主らおばん
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