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ずっと面白いを追い求めていた
先日、高校時代の友人が、
その頃の同級生を店に挨拶だけだったが連れて来てくれた。
その同級生と会うのは30年以上振りである。
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「痩せたねえ!」
と言うと
「太ったねえ!」
なんて返って来て、
それだけで昔に戻った気分。
その同級生が店内をマジマジと見てこう言った。
「面白そうな店だね。らおばんは昔っから面白いことしてたもんね」
そうだった。
思い出した。
私は子供の頃から、
自我に目覚める前から、
ずっと面白いことを考えていた。
面白いを形にしようとずっと思っていた。
それを思い出させてくれた。
失敗ばかりで、時には先生に怒られたりもしていたけれど、
学生時代は仲間に助けられ、おもろい青春を送っていた。
卒業してから、
仕事したり、音楽やったり、
経営したり、小説書いたり、
こんな店をやってみたりと、
いろんなことをして来て、
いったい私は何をしたかったのかと振り返ってみると、
面白いことをしたかったんだよね。
思い出したよ。
もっとおもろいことしなあかんなあ。
もっとおもろい店にしなあかんなあ。
同級生よ、
最高の褒め言葉で私がやりたかったことを思い出させてくれてありがとう。
もっとおもろいことするよ。
もっとおもろい店にするよ。
こんな同級生たちが増えたら、
世界から戦争なんて無くなるのになあって思った。
(らおばん)
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