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Photo by
haretsuki
粋な小学生アア君は自腹で払う
一昨日に投稿したお話で登場するアア君は、
幼稚園の頃から来ている常連小学生だ。
幼稚園の頃はお母さんとまだ乳母車の妹と来ていた。
現在は小学2年生。
彼が1年生になった夏、
一人で自転車に乗って店にやって来た。
一人でお使いならぬ、一人でお店、彼にとっては一人でかき氷屋だ。
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「一人で来たんか?」
「うん、一人で来た」
「お母さんにちゃんと言うて来たやろな?」
「言うて来た」
彼の家までは結構距離があるのだ。
「GPS付けてるから大丈夫」
「お、そっか。今はそう言うのんがあるねんな」
ところが、、、、
「おっちゃん、GPSがない」
「えっ?」
「落としたかなあ」
それから大騒ぎと言うか、
カバンからポケットからいろんなところを探し回る。
で、後ろのポッケから出て来たのであった。
彼はお小遣いだが自分のお金で自分のかき氷を買って食べてみたかったそうだ。
後日、お母さんに聞くと、どうしても一人で行くと聞かなかったそうだ。
その日アア君は、
お母さんにわら(笑)び餅を買って帰った。
優しい子なのだ。
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今もお母さんともたまに来るが、
自分の分は自分が払っている。
粋なアア君なのであった。
こんな子どもたちが増えたら、
世界から戦争なんて無くなるのになあって思った。
(らおばん)
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