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思い起こせば始まりはトイレだった

シェア本棚明石をオープンしたのは2022年の6月。

実は正式オープンを前に1日だけひっそりとプレオープンした。
宣伝は店の前の正式オープン日しか書いていない貼り紙だったし、
家族以外は知らない本当にひっそりとしたプレオープンだった。

開業前

だから誰も来ないだろうと思っていたら、
オープンしてからまもなくして、
30代くらいの男性が一人入って来た。
コーヒーと中華なんナン2個を注文された。

この人が最初のお客さんか、と感慨に耽っていると、
「すみません、トイレを貸してください」
そっか、店に来たのはトイレのためか、なるほど。

大きい方、、、、。

ウンが付く始まりと考えようと思った。

トイレから出て来た彼は、
本当に助かった!的な感じで、
私にかなりのお礼を言った。

そしてお勘定。
「200円です」
「えっ?」
開業当初はコーヒー100円、中華なんナン1個50円でやっていたのだ。

今もアホだが、当時はもっとアホだ。

「安すぎるで。今度恩返しに来るわ。5000円くらい使いにくるわ」
となぜか具体的な金額を言って帰って行かれた。

思い起こせば、最初の来客はトイレを借りに来た客だったなあ。

あれからそのお客さんは来ないけど。。。。

(らおばん)

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古本喫茶店主らおばん
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