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シェア本棚でクリパをする小学生たち

今日はハロウィーンなのにクリパの話で恐縮です。

昨日お話をしたササちゃんにはノンちゃんと言うお姉ちゃんがいる。

中学生になってからは1回くらいしか来ていないが、
小学生の頃はよく来てくれていた、
とても優しくてしっかりした子だ。

ノンちゃんが6年生だったクリスマスの1週間くらい前、
「ここでクリスマス会やっていいですか?」
と予約をしてくれた。
5人くらい集まって、プレゼント交換とかをしたいらしい。

クリスマス当日、
一番大きなテーブルに予約席の札を置いて、
ノンちゃんたちが来るのを待った。

予定通り、ノンちゃんたちがやって来た。
「予約してくれてたんや!」
「ほんまや、ノンちゃんありがとう!」
「こういうところでやるのもいいね!」
「いつも誰かん家だもんね」
「お店もいいね」
なんて弾んだ会話が聞けて良かった、良かった。

「さっそくプレゼント交換しよっか」

めっちゃ盛り上がってる!
プレゼント交換、ええな。
子どもの頃、やった記憶があるぞ!

プレゼント交換も終わり、ひと段落して、
ノンちゃんが、
「みんな何食べる?」
と言ってオーダーを聞き始めた。
「うーん、私はええわ」
「私もお腹いっぱいやし」
「お金持って来てへんわ」
「私は100円持って来たからかき氷! ブルーハワイ!」
ノンちゃんは150円のノンフライドポテトを注文してくれた。

5名様のクリスマスパーティー予約、売上250円。

なんか勘違いさせちゃってた?
いや、勘違いしてたのは私の方?
どちらにしろノンちゃんに悪いことしてしまった。
変に予約席なんかにしなかった方が良かったと反省。
ごめんね、ノンちゃん。
君のやさしさはわかっているよ。

こんな子どもたちが増えたら、
世界から戦争なんて無くなるのになあって思った。

(らおばん)

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古本喫茶店主らおばん
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