最高に贅沢な時間の過ごし方
昔はテレビも携帯もなく、
情報が少なく、
もっとのんびりとした時間の流れを
楽しんでいたんだろうな、
と思うことがよくあります。
今だって情報は多いですが、
別に取り入れなくてもよいわけで、
テレビもPCも携帯も見なければ
昔と同じようにもっと時間ができて、
のんびりとした時間を味わうことができるのだと
思います。
それでも、
それができないのは、
「だって、テレビやPCや携帯が目の前にあるから・・・」
ではなく、
私たちがそれを手放すことができないから。
なぜ、それを手放すことができないのか。
それは
「なにもしていない時間」に
私たちは
耐えることができないから。
なにもしていない時間=非生産的な時間
と感じ、
なにも生産していない自分は価値がない、
と感じて
不安や焦りがでてきます。
ですから、
なにもしていない時、
私たちは
どうしても埋めたくなります。
だからこそ、
いつも私たちはいつも情報を入れて、
何かを追いかけて頑張りつづけます。
これさえ手に入れば幸せ、
こうなれば満足と思って
追いかけ、
頑張って手にいれるのですが、
その時は一瞬満たされた感覚にはなりますが、
次の瞬間にはまた
「なにかしなければ自分には価値がない」と
感じて、
また別のなにかを追いかけ始めます
これの無限のループを止めるためには
まずは埋めよう、埋めようとしている自分に気づいて
その動きを止めてみる。
テレビをつけない、
PCも携帯をみない、
情報を集めない。
実際そうしてみると
最初は情報が入ってこないことに不安になったり、
外側の様子がまったく分かっていない自分は
大丈夫なんだろうか、と
焦りがでてきますが、
そうして自分の内側にできた「空間」を
外側からの情報や刺激で
埋めようとするのではなく、
そこに静かにいることだと思います。
静かにソファにでも坐って、
自分の内側にできた
「空」を見つめて、味わって、楽しむ。
そこに落ち着いてくつろいでみると、
外側からなにもいれなくても、
じわじわと
満たされてくることに気づきます。
テレビも携帯もPCもなく
情報の少なかった昔、
豊かで心地よく
のんびりと流れる時間をこうして味わって
楽しんでいたんだろうな、と思います。
現在は
テレビも携帯もPCも完全に手放すことは
難しいとは思いますが、
情報を入れ過ぎないことはできると思います。
外側からの情報や刺激を極力減らし
自分の内側に「空」をつくり、
自分で自分の内側を満たしていく、
現代における
最高に贅沢な時間の過ごし方だと思いますね。