トイレットペーパーの買い占めから思うこと

スーパーでは買い占めによって
トイレットペーパーがなくなったり、
ティシュペーパーが不足していたり
しているそうですね。

まさに不安が不安を呼ぶ連鎖です。

何が不安か、といえば、
この先の将来が
心配だからこのようなことが
起きてしまいます。


これは今回の買い占めのことではなくて、
私たちの日常でも起きていることですが、

こういう不安に心が支配されている時
私たちは
「思考」の世界にどっぷりつかっている状態と
いえます。


何が「現実」で
何が「想像、妄想」なのかの区別ができず
どちらもごっちゃになり
すべてがリアルに思えてしまい、
不安で不安で仕方なくなります。

たとえば、
誰もそんなこと言っていないのに、
あの人は私の悪口を言っているに違いない、
という妄想が膨らむと、

まるでそれが現実かのように思えて、
大きな不安にかられたり、
気分が悪くなって来たり、
ひどい時には、
お腹が痛くなったり、頭痛が起きたり
などします。

これも
現実と妄想の区別がつかなくなった時に、
すべてがリアルのものとして感じられて
起きることです。

今回の件も同じですね


「妄想」は沸いてくる思考の中に
引きずり込まれ
そこに気づいていない時、
どんどんと拡大していきます。

時々、
人の話を聞いていて、

「それって、勝手な妄想じゃない?
本人に確認してみた?」
なんて思うことがありますが、

他人がこうして、
妄想の中に埋もれているのは
気づくものですが、

自分が埋もれている時には
なかなか気づけないもので、
この妄想をどんどん大きくしてしまう点でもあります。

ではどうすればよいか。


常に自分の「思考」を客観視しておくこと。


知らず知らずのうちに思考が暴れて
「妄想」が拡大しないよう
観察して、気づいておくことで

私たちは
妄想に駆られて、
不安や心配から衝動的な行動にでる、
ということがなくなります。

 

そのためにも、
1日に1回でも2回でも、何回でも、
気づいた時に、

軽く目をつぶって、
自分の思考をただ観察する。

時間も数秒でも数分でも良いと思います。

トイレに入ったタイミングや
横断歩道で止まったタイミングなどでも。


思考は観察されている時、
暴走することはできませんから、
この習慣を持つだけで
私たちはとても穏やかで過ごしやすくなっていきます。


今回のトイレットペーパーやティッシュペーパーの
買い占めは
多くの人が
妄想、思考の中に取り込まれて起きた現象なんだろうな、と
感じました。


もし今、
なにかに不安や心配を感じているとしたら、
それは「現実なのか」「妄想なのか」
を見極めてみると、

なにも心配するようなことなど
ないことに気づいたりします。

アーユルヴェーダやヨガや瞑想の習慣は
自分の常にニュートラルな状態でいるための
助けになってくれます。

できるところからはじめてみませんか。

明日もどうぞ穏やかで素敵な1日を。

(write by アーユルヴェーダ専門サロンMyCocoon)

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