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2月の色々(M-1ツアー/凛として時雨/モンティ・パイソンのSPAMALOT/DENIMS×ドミコ)

2.7 M-1ツアースペシャル2021@福岡サンパレス(第2部)

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①タイムキーパー「幼稚園の先生」
②滝音「ペット」
③ダイタク「映画」
④金属バット「つるの恩返し」
⑤コウテイ「相撲」
⑥からし蓮根「服屋」
⑦学天即「クリケット」
⑧ゆにばーす「ディベート」
⑨東京ホテイソン「回文」
⑩アキナ「学校の先生」
⑪インディアンス「人助け」
⑫オズワルド「買い物」
⑬ニューヨーク「元気が出ない」
⑭見取り図「結婚相談所」
⑮おいでやすこが「青いイナズマ」
⑯マヂカルラブリー「オーロラ」

M-1グランプリに紐づいた毎年恒例の寄席ツアー。準決勝以降に出場した鉄壁のメンツでの開催。以下、良かったところ、好きだったところの羅列を。

・タイムキーパー、福岡の2年目と比べると差が歴然すぎてクラクラした
・滝音のベイビーワード、このネタの大賞は「しまじろう連合軍」
・クリストファー・ノーラン「プレステージ」
・金属バットの出囃子は拍手
・コウテイのネタは生だと音割れまくり。九条のワンマンライブかと思った
・でかい会場だと、伊織くんも青空を運び甲斐がある
・バッツマン
・川瀬名人が、第2部は飛行機に間に合うために全組やや巻き気味だと教えてくれた
・墨汁まみれの柴田理恵
・アキナ山名の前転入場、1番面白い
・おっさんタイム
・オズワルド、全体的な心地よさが最高だったので今年は低温路線でお願いしたい
・ニトロとスプリットタン
・こがけん、久留米の人だったので実家の居酒屋行ってみたいな
・サンパレスで観るオーロラは壮観だった。村上の移動距離とオチのしょうもなさ。野田クリスタルは顔かっこいいし、言うことなしのチャンピオンだ


2.10 凛として時雨「Perfake Perfect Tour 2021」@Zepp Fukuoka

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個人的に、ずっと聴いてはいるけどもライブを観たことがなかったバンド、の代表格だったのだけど、この度ついに初鑑賞。ライブ数の過疎もあり、観たことないバンドを観てみようという軽い気持ちで行ってみたのだけどまぁ打ちのめされてしまった、、、観ていた位置がかなり後ろの方で、ステージ全体が視野に入るような場所でじっくりと観れたのだけど、ステージ上で鳴っている音が前衛的すぎて呆気に取られてしまった。TKの絶叫とキンキンのギターノイズには恐ろしさすら覚えるし、345のベースラインはいわば数少ない王道のロックバンド要素なわけだがこのグルーヴの中で聴くとやけに際立ってくる。ピエール中野のドラムは大森靖子のバンドセットで何度か聴いたことあったがやはりこのバンドの土台であり砲撃台である凄まじい音だ。

頭3曲は1stアルバム『#4』からの選曲だったけど、何というか、その切れ味とか異物感みたいなのを全く削ぐことなくここまでやってきたんだな、、というその徹底された美学に圧倒されてしまった。最新曲「Perfake Perfect」とか、最近めの曲のほうが構成とかリズムの展開は整理されてる感じはするけど、それを超えてくる不穏さとか洗練されたが故にコントロールできるようになった"畏れ"みたいなものがギッチリ詰まっているように思う。とはいえ、最高の四つ打ちダンスナンバー「DISCO FLIGHT」にはシンプルにぶちあがったし、「I was music」はオリコン1位嬉しかったなぁとか「Telecastic Fake Show」は出会いの曲だし、あの音だ!と興奮しっぱなし。生態は不明のままだけど、セカンドインパクト的に時雨を浴びせられた感。凄かった。



2.27 モンティ・パイソンのSPAMALOT@福岡市民会館

福田雄一が演出と上演台本を担当したブロードウェイミュージカルの日本版。再々演となる今回はキャストに山田孝之、賀来賢人、矢本悠馬、小関裕太、シソンヌという福田組経験者に加え、ミュージカル界隈から新妻聖子と三浦宏規が参加。原作は1970年代に活躍したコントグループの映画を再構築した作品とのことだが、福田雄一が時事ネタやら出演者ネタを絡めて編み上げているので完全に福田色の濃いコメディ作品だし、言ってしまえば山田孝之の冒険活劇なので勇者ヨシヒコ ザ・ミュージカルなのだ。ヨシヒコで観た、天から降りる神、行く手を阻む敵、ウサギの獣、全部入っていた。

と思ってたのだけど、これ実は全部元々の作品にある要素らしく、つまり福田雄一のコメディ造詣の深さがもたらしたのがヨシヒコにあったギャグ要素なのだ。という数年おきの解決をしたけど、肝心の内容がさっぱり思い出せない。瞬間最大風速の笑いは満載(特に第2幕)だが、この爽快なまでの何も残らなさ。かいつまんで良かったところを話すならば、山田孝之はヨシヒコ直系のちゃんと主人公の顔をしたバカだったし、賀来賢人の身体性と発声の異常性に痺れた。新妻聖子さんはもっとちゃんとしたミュージカル作品を観ないとメタすぎて本質を理解できなかったし、シソンヌのコントが10分くらい続く時間もあった。色々無茶苦茶であるが、不条理と多幸感は確かにあった。近年の漫画原作映画がことごとくアレな福田監督だったけど、並行して力を入れている海外ミュージカルの翻訳上演は調子良さそう。また観たい。



2.28 ABOUT MUSIC Presents “THINGS WE SAY SPECIAL” ドミコ × DENIMS – wish you were here EXTRA -

先鋭的なラインナップを得意とする福岡のイベント会社、ABOUT MUSICによる恒例イベント。今回は盟友であるドミコとDENIMSの対バンライブ。先攻はDENIMS。軽やかでありながらも逞しくうねるグルーヴに、ニコニコしながら踊れてしまう。間隔の空いたフロアだけど、正直これくらいのほうがゆるゆると踊りやすい。釜中健伍が鍵盤を弾きながら歌うスタイルでの「I'm」と「Marching Band!!」もあり、これが良い起伏をもたらしていたように思う。また、「そばにいてほしい」などじっくり聴かせる曲も箸休めというよりはハイライト的な熱量で送られていて、パーティー要素もあるバンドだけどしっかり沁みさせてくれるからありがたい。流石にラストの「わかってるでしょ」では揉みくちゃのフロアが恋しくなったけど、また今度だ。

2組目はドミコ。1曲目からイントロから溜めまくった「まどろまない」(さっきDENIMSが「さよなら、おまちかね」のイントロにこのリフを引用してた!)でバンドのペースに引きずり込み、「ペーパーロールスター」でブチ上げる。1年半ぶりくらいに観るがこんな迫力あったか?という少し怖いくらいの演奏で楽曲を畳み掛ける。野性味あふれる長谷川の止まらないドラミングと、飄々としながら不敵な振る舞いでエフェクターを捌くさかした、どちらも好き勝手なようでいて圧倒的に噛みあうバンド力。白眉は「深海旅行にて」のラストのジャムセッションだろう。どこまでも連れていかれそう。ラストは新作よりサイケな「化けよ」と、破壊力満点の「びりびりしびれる」でエンド。スタンドアローンで在り続けるバンドの現在地を堪能できた。


そういえば2.22に結婚しました。しっかり同棲からの結婚だったのでまだ明確に何かが変化した、ということはないですが安心感は絶大になったなぁ。最高に気の合う人とずっと一緒にいれるのはめちゃくちゃ嬉しいことだ、と当たり前のことですがそう思います。当たり前と思いすぎず大事にしていこ

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