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2023年4月を振り返る
今月書いたnote
今年の柱にしていこうと思っている月イチの記事シリーズ。なかなか読んで頂けて恐縮な限り。楽しみに待ってもらえている分、張り切り甲斐がある。
こちらもかなり頑張って書いた。内容的にはヘヴィだけど、第2期はますますここで書いたことの苦しさが、、、割と副読本として読めるはず。
不思議なもので、メンタルヘルスに関連した作品は本当に最近多い気がする。誰しもが身近にストレスを感じ取っている証と言えるかもしれない。
精神分析カルチャーの中心人物・庵野秀明氏の最新作が出たからには書くしかなかった。何を作っても彼の精神が反映される、稀有すぎる作家だ。
毎月1本くらいはアジカン以外のアルバムレビューも書いていきたい。
小林賢太郎へ愛を込めて。
今月の寄稿記事
Real Soundに1本寄稿しました。最近は映像作品に絡めた依頼も増えてきて楽しい。ポップカルチャー言うてるぐらいですから、越境していきたい。
今月の色々
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月の人 on Instagram: "【👹鬼ネタバレ感想🧌】
4.23 Base Ball Bear『Guitar! Guitar! Drum! Drum! Bass! Bass! 』 TOUR@福岡DRUM Be-1
久々の福岡DRUM Be-1にて武道館以来にBase Ball Bearを観る。福岡に帰って初めてのライブハウスがベボベなのは幸先が良い。ベボベを天神で観るのはお隣の1000人キャパのLOGOSだったんで、300人キャパのBe-1で観るというのはだいぶ新鮮。とても近い。
福岡で観るベボベはじっくり観る印象だなーとこれまで思っていたけど、声出し解禁もあいまってか今まで観た中で一番盛り上がっていたと思う。しかも史上最も渋い選曲なのに!ファン濃度の高い観客しかいないであろうという信頼を感じる21年目の裏ベストツアーだった。
序盤から柔らかく爽やかな「Shine On You Cypress Girl」や、どろどろした「透明26時」など奇抜な選曲が続く。日替わりで演奏されたのは2004年、インディーズ期らしいシンプルでたっぷりとしたロックナンバー「TRAGIC HEROINE」で、いよいよ訳が分からなかった。
「何才」(2014)みたいな、アルバムの文脈を取り外してまで演ることはないだろうと思しき曲もやってくれて、その結果として曲単体での良さを再発見もした。「BOYS MAY CRY」みたく隠れた人気曲もその機動力を遺憾なく発揮。曲の役割を再定義していくようなライブだ。
リズムの揺れに凝るメロウな「どうしよう」はかなりハイライト。過去作から掘り起こした曲は3ピースになってからのベボベには無い方向性を持ってる曲が多くて、まだ何も着手していないという次のアルバムに繋げるアイデア出し的な意味合いもあるのかな?と想像したり。
終盤は定番めの曲を積み、鉄壁の高揚感を作っていく。今日はレア曲も際立つと同時に、「今は君の目を見て」や「Girl Friend」の安心感も強く感じとれたゆえ、終盤に「DIARY KEY」や「yoakemae」が盤石の爆発力にとてもグッときた。今、何やっても最高のモードだと思う。
そしてアンコールにたまげた。大好きだけどライブで聴くことはないだろうと思っていた「Project blue」だよ、、天を仰いでしまった。小出氏の1本のギターで圧巻のシューゲイザーノイズを奏で、どっぷりとその厭世的な世界に身を浸せた。音源では逆再生のラストの歌詞、初めて聴けたよ、、胸に抱きしめておこう。
「short hair」でさっぱりとした余韻を残すラストも素晴らしかった。終盤の「short hair」、本当にグッとくる。自由な選曲で構成されたライブだからこそ、定番曲を意外な役割でシメるという捻ったアプローチに感嘆してしまった。アニバーサリーが過ぎても、飽くなきバンドの探究を続ける姿勢。やはり追うしかない存在だ。
#BaseBallBear #ベボベ #ギドべツアー #福岡drumbe1 #BBB #ライブ #ライブレポート #ライブ感想 #福岡"
16 likes, 0 comments - moonshapemoon on April 23, 2023: "【👹鬼ネ
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月の人 on Instagram: "【2023年4月の色々】
①② 「特別公演 お客様に感謝の日」@よしもと福岡ダイワファンドラップ劇場・3公演目
吉本興業110周年を記念してのチケット代110円の特別公演。ジャリ銭で観れる破格のライブだったけど、ヌルさなしの良い寄席だった。福岡吉本芸人としての初舞台となったダイノジ、トリである必然性しかない凄まじい立ち回りだった。
金属のアムウェイのくだりとか、ロコディのボーイフレンドの終盤とか、この会場が満員で笑うとこんな揺れるのか!という体験もできてとてもよかった。やっぱ寄席は大勢で観るのがイイ。福岡芸人もしっかりウケていたのが嬉しかった。お気に入りのカラマリ、何かの拍子で売れちゃわないかなー
③ ミュージカル「おとこたち」@キャナルシティ劇場
岩井秀人の代表作「おとこたち」を前野健太による書き下ろし楽曲でミュージカル化した演劇作品。主演はユースケ・サンタマリア。彼のキャラクター全開なホラ吹き前口上で油断させておきながら、内容はマチズモに翻弄され、孤独の末に現実も想像も混濁する老い”の最果てにあんな晴れやかな歌を高らかに歌われたらさ、、、客席で巻き起こる拍手までも、虚しく寂しく響き渡る幻のようで胸抉られた。
まさか藤井隆があの役を演じているとは思わなかったけど彼の明るさがなければ作品のトーンも大幅に変わっていただろうな。そして皆さん歌が凄すぎる。ミュージカルの見方はまだよく分からない部分も多いけど(あんなに客が手拍子する必要、あります???)、最後の虚無感のために歌があるというその構造が素晴らしかった。いやまぁしかし大原櫻子の歌が凄すぎました。
④⑤⑥「驚異と怪異 想像界の生きものたち」@福岡市博物館
大阪の国立民族学博物館の全面協力のもと開催された世界中のバケモノ民俗品の展示会。ナマハゲ的なバリ島のダンス衣装やアメリカ先住民のサボテンボーイなど。人間の集合的無意識が生み出す怪物たちは国境を超えて造形を共有している部分があって面白かった。
脳の知らないとこを刺激され続ける展示ばかりで、怪人のデザインとか生業にしてたら絶対に役に立ちそうだった。正しい知識も幻想もすべて混ぜこぜだった過去にしか生まれないような、面白い遺物たちを通じて人間の営みに想いを馳せた。
⑦福岡漢漫才会@よしもと福岡ダイワファンドラップ劇場
ゲストは令和ロマンとツートライブ。久しぶりの福岡劇場での「ハロー張りネズミのテーマ」嬉しかった。令和ロマン、去年の秋元康に続き今年はback numberで行くのですね、!!あとツートライブの高級料亭のメニューも総替わりで嬉しかった。
こっちに来てから数度観てみたところ、漫才の関しての福岡芸人の最強は出目金で間違いなさそう。設定と身体性、どちらも良質。ボケの橋本くんは飄々としつつ憎たらしいというセンス系ボケのおいしいとこ尽くしだし、ツッコミのあつしは車中泊で暮らしているというパンチもさることながらツッコミもエネルギッシュで良い。推せる。
⑧⑨⑩ 「古代エジプト美術館展」@福岡アジア美術館
マーベルドラマ「ムーンナイト」にハマりあげていたので、ワニのミイラカバー、カバの女神の像、スカラベのエンブレムにテンションあがりまくった。ブラックパンサーのセクメトもいたし、アフリカ方面のマーベルヒーローを知る上で必須の展覧会と言える内容。
紀元前4000年とか、わけわからん時間経過を経てからここにやってきてるブツたちなので、どれもただならぬ気配はあるけど、魚の造型はやっぱりずっとコレなんだなーとか、病気や死への畏れが神を思うことに直結してるんだなーとか、根源的な変わらなさも思ってみた。
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April 30, 2023 - 0 likes, 0 comments - 月の人 (@moonshapemoon) o
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月の人 on Instagram: "【2022年4月のメシたち】
①こなな
天神のだしパスタ屋。鴨ロースパスタ、とても良かった。名古屋でパスタ食うっつったらせっかくなら、とあんかけばかり食べてたのこんな優しい味のパスタは新鮮極まりなかった。
② めんたい料理 博多 椒房庵
「別刊」でのネタ打ち合わせを終えてのメシ。痛風持ちからするとよくない量の明太子を摂取してしまったが、脳が働きまくった後だったので許して欲しい。
③黒だるま
鹿児島にある飯屋(庄屋とかやよい軒みたいな)が福岡進出していた。味はほしい感じの濃さなのだけどとにかく米の量が多い。米に味が追いつかない。以後気をつけます
④牛角
今の家の近所には、牛角もサイゼもロイホもガストもジョイフルも松屋も回転寿司もしゃぶしゃぶもある、私はこれを夢の街だと呼びます。近所に最も必要なのはチェーン店のバリエーションなのだと、強く思っているわけです
⑤-⑩OCEAN HOUSE
今宿のOCEAN HOUSE、ロケーションで勝ち逃げしてるだけかと思いきやメシも超うまくて最高だった。気候は4月にして思いっきり夏だし、やっぱ福岡って南国なんだなー。糸島方面も攻め込んでいきたい
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May 1, 2023 - 8 likes, 0 comments - 月の人 (@moonshapemoon) on I
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