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舞台作品の感想

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演劇だけでなく、お笑いライブの感想など
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#ライブレポート

そこにないものを探す~男性ブランコ「嗚呼、けろけろ」/「マヂカルラブリーno寄席」

男性ブランコが国立科学博物館を会場にして繰り広げたコントライブ「嗚呼、けろけろ」を観た。…

月の人
1年前
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対象喪失と思い出の瞬き/ダウ90000『また点滅に戻るだけ』

ダウ90000の第5回演劇公演『また点滅に戻るだけ』を配信で観た。とてつもない面白さである。ネ…

月の人
1年前
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男性ブランコ『やってみたいことがあるのだけれど』とスピッツ『ひみつスタジオ』

男性ブランコのコントライブ『やってみたいことがあるのだけれど』を配信で観た。繊細な詩情に…

月の人
1年前
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ロロ『BGM』とスカート × 街裏ぴんく『VALETUDO QUATRO』

ステージというのは、可能性が溢れ続ける空間だ。こんなことも見せれるのか、こんな宇宙も広げ…

月の人
1年前
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12月に観たお笑いライブ(よしもと有楽町シアター/ワラムゲ!/THE大喜利/ナゴッパチ/名…

今月は東京に講習会で行ったので、色んな劇場を回りました。M-1に特化してお笑いを語るのもま…

月の人
2年前
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最近配信で観たお笑い(浦井が一人と「話」が三つ/ダウ90000ドキュメンタリー「耳をか…

11.19 浦井が一人と「話」が三つ(アーカイブ11.26まで) 昨年に続いて行われた、男性ブランコ…

月の人
2年前
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2022.11.16 MOROHA × 蛙亭、挫け昂るということ

MOROHAがお笑いコンビを迎えて敢行している全国ツアー。名古屋ReNY Limitedのゲストは蛙亭。蛙亭といえば、イワクラがゴッドタンの「マジ歌選手権」でMOROHAをオマージュ(本人はパクったとこのライブで言っておりました)をして、自身の笑いへの想いを叫んだことは有名な話。その後、対談などを経て今回の対バンに至った。 サンパチマイクの前にまず登場するのは蛙亭だ。ツカミでイワクラはMOROHAのファンとしてその出会いや「マジ歌選手権」の話などを語気強く話す。そのマジ歌は

Aマッソ 第9回単独ライブ『与、坐さうず』@愛知県芸術劇場小ホール

生では初めて観るAマッソの単独ライブ。名古屋での単独は初めてとのことだが330席は満席。客層…

月の人
2年前
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2022年8月に観たお笑いライブ(翔GP/デルマパンゲ×コマンダンテ)

8.7 翔GP 大阪へ講習会ついでに初めてよしもと漫才劇場に行った。この日は2ヶ月に1回行われ…

月の人
2年前
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メンタルヘルスとポップカルチャー〜『2700八十島のメンタルの話』で考えるお笑いと精…

2700八十島のメンタルの話7/19によしもと幕張イオンモール劇場で行われた『2700八十島のメンタ…

月の人
2年前
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7月の配信お笑いコンテンツを観た(ダウ90000/トゲアリトゲナシトゲトゲ ON STAGE/野澤…

ダウ90000単独ライブ「10000」(アーカイブ7/23まで) ダウ90000がネタのみを披露するコント単…

月の人
2年前
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2022年6月に行ったお笑いライブ(東京03『ヤな覚悟』/大須演芸場)

6.27 東京03 第24回単独公演「ヤな覚悟」@名古屋市芸術創造センター 地方民からすると夏の…

月の人
2年前
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オンラインで演劇を観た⑧(男性ブランコのコントライブ/ロロ「ロマンティックコメディ…

男性ブランコのコントライブ 男性ブランコのコントライブが2月から毎月開催されていて、その…

月の人
2年前
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2022年4月の色々(やがて海へと届く/DYGL×ミツメ/浪漫革命×MONO NO AWARE/#ケープロ名古屋)

やがて海へと届く 先行上映会で観た。誰かの全てを思い知ることなんてできないけれど、それでも、それでも、と思いを馳せることの愛しさを募らせる映画だった。あの日の言葉の続きや、いつか見ようとしてた景色も、全てはどこかで繋がって、きっとまた会えるはず。喪失の受容と再生、その先を美しく描き切っていた。 浜辺美波の浮世離れ感は見事だったし、相反するようでよく似た主人公を岸井ゆきのが演じる完璧なキャスティングだった。演出面だと突然現実が濃く映し出されるシーンがあるので、そこは事前に出