ヨーガの意味~初心者向け~
ヨーガの意味、知っていますか?
ヨーガの語源は「yuj」
サンスクリット語の語源というのは
そこから派生した単語たちに共通する、
基本的なニュアンスを持つ「音」です。
で、yujはどんなニュアンスを持っているかというと、
「つなぐ」という意味を含み持つ音。
では、何とつなぐのか?
「本当の私」。
本当の私、という言い方からすると
本当じゃない私がいるということ。
普段私達は、私の中にある色々なものを「私」と呼んでしまうので、
私という言葉が示す対象がたくさん出てきてしまっている。
しかし、本当の意味での私とは、
これからヨーガの学びの中で発見することになる、
「私の最も中心をなしている意識の私」
肉体が私。
感情が私。
そう思っているでしょう。
ヨーガの時間では
肉体や感情に目を向け、つまり自分の【内側】に目を向ける練習をします。
この体、10年前と変わってしまったなぁ。
今日は膝が痛いなぁ。
今日は先週よりも硬いなぁ。。。
このアーサナ(ヨーガのポーズ)を練習していたら、前より柔らかくなったなぁ。
そんな風に肉体の変化を見つめる時間になります。
肉体の変化を知っている「私」がいますね。
肉体を対象物として観察している「私」がいますね。
はい、私が主体で、肉体は客体です。
それに気づけましたね。
肉体の変化に気づけたなら、すでに大成功です。
感情の変化に対しても同じです。
今日、腹が立つ出来事があったんだ。
明日、あの人と冷静に話せるかなぁ。。。
感情を客観視している「私」がいますね。
はい、私が主体で、感情は客体です。
それに気づけましたね。
感情の変化に気づけたなら、すでに大成功です。
ヨーガの時間はこんな風に
自分の内側と向き合う時間です。
隣の人を見る必要はありません。
綺麗に見せる必要もありません。
体を柔らかくすることが目的ではありません。
それは単なるおまけです。
体が硬くなっていくのは自然なことですから。
肉体を操作して。
肉体の動きに集中して。
ヨーガクラスの前にあった出来事は、いったん置いといて。
肉体や感情を客観視して、つまり、それらから”離れて”、
それらを見ている「本当の私」と【yuj】。
”つながる”時間。
ヨーガを続けると、
肉体や感情を上手に扱える自分になれるのです。