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産後鬱のリハビリで藤井風を追ってジャカルタまで行ったお話
2022年4月、コロナ禍大絶賛だった為里帰りはせず高齢出産で馴染みのない土地で男の子を産みました
妊娠が発覚する前に子宮外妊娠をして右の卵管切除、妊娠中も切迫早産で4ヶ月寝たきりの日々、そんな中夫の退職や仕事探し転職も重なり、心はボロボロだったようです
子供が産まれて人一人の責任を背負って生きて行く事が怖くなり、子供を産んだ事が自分はしてはいけない事をしてしまったと責め、その想いがどんどん強くなり全てをリセットしたくなりました
強制的に隔離病棟という場所に入院
私は薬漬けになりたくなかったので主治医に頼み早々に退院
が、そこからが大変でした
産後の女性はただでさえしんどいし、身体的にも精神的にも産前に戻ることはもうできないと良く聞きます
高齢出産でボロボロの心だった私は、バリキャリでフッ軽でなんでもチャレンジしていた私とは別の人間になっていました
息子が2歳を迎えた頃、大好きだった藤井風君のコンサートが近くで開催されると知りました
そのコンサートでは家族で参加できる親子席が用意されているとのこと
"これは行くしかない"
すぐにエントリーして、必ず風君に会いに行くんだ!の一心でなんとチケットを手に入れる事が出来ました!
横浜で開催されたコンサート、生きた心地がしました
それまで閉ざされていた自分の心が一気に晴れたような感覚
藤井風君とはコロナ禍に帯状疱疹を患った時にYouTubeでであったのですが、その頃も孤独のようなモノから彼に救ってもらえた事を覚えています
また救ってもらいました
そして初めてのコンサートで2歳の息子も風君の事が大好きになりました
コンサートの後、アジアツアーが発表され親友に連絡、夫に相談したところ、ジャカルタに行ってみようよ!という返答
社会から離れてまた孤独の殻に閉じ籠ろうとしていたところだった私に大きなチャンスでした
一人で親友と二人分のコンサートチケットをインドネシア語のサイトで購入して、飛行機のチケットも家族分手配、親友カップルと泊まるホテルも検索して予約
もうやるしかない
夢中でした
藤井風君に会いに行きたいは口実で、自分の為に今やらないといけない課題を頂いたように感じました
全く何も知らない異国の地ジャカルタは本当に最高で、世界の光と闇の部分を見せてくれました
家族と親友カップルと皆んなで旅が出来た事、日本では観れないとても近い距離で風君と一緒に歌を歌って泣いて笑って同じ時間を過ごせた事、全てが宝物の経験となりました
子育て中の私の味方になってくれて本当にありがとう、風君
今日もあなたに助けられています