アカギ葬式編、一度見てほしい#8
福本先生作品の代表作はカイジと答える方が大半だと思いますが、私は怖くて見れていません。概要は知っているものやゲームは知っていますが・・・個人的にはアカギが好きです。鷲巣麻雀編は長編でしたが、アニメは何度も見ました。少年時代編は南郷さんの話とかの序盤特に面白かったです。
麻雀漫画のレジェンド的存在です。そんなアカギは天のスピンオフなんですよね確か。天ではアカギの葬式編が3巻に渡って書かれています。天才アカギがアルツハイマーで脳機能低下が著しく意識がなくなることを悟り自殺装置で死ぬんです。その前に生前熱い戦いをした7人と最後の語らいをするシーンがパラピで実写化されていて個人的には見てほしいと思っています。あ、番宣ではないですよ。特に1シーンだけでも見てほしいのは天のサブ主人公といえるひろゆきとアカギの語らいです。ひろゆきは自称麻雀才能ありでしたが、主人公の天やアカギのような超一流を見てしまい、自身がそうでないことを悟り麻雀界から足を洗い数年文房具屋でサラリーマンをしていました。その状態でアカギとの語らいが始まります。死期のアカギはひろゆきが自身の心を喜ばせていないということを一度で見抜き、停滞を指摘します。そして、世間の「まとも」にとらわれていることにも指摘。「熱い三流なら上等よ」の名セリフがここででます。凡人であると痛感したひろゆきはオジサン的に感情移入しやすく自分に言われているような感覚になりました。一度きりの人生、世間の常識、まともにとらわれがちで、自分のしたいことやなりたいものを諦めがちですが、時々芯を食ったシーンを見ながら自問自答している自分がいます。景気も悪く働くことがつらい上に病気もあり、生活のために仕事をしている自分ですが、やりたいことを40にして模索しながら動いています。漫画や映像のワンシーンからでも気づくことがあるんでまたおすすめのワンシーンあれば教えてください(^^)/