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「駐妻最高!」って言ってなにが悪い|上海帯同

どうも、上海アラサー駐在妻です。
結婚2年目、子供はいません。


今日の上海の気温は最高22℃。
なんだか一気に春めいてきました。

来週はまた10℃前後まで下がるようですが、
各地で梅の花が咲いてきていたり、本帰国が決まる方がいたり、じわじわと新しい季節がやってくる感じがしますね。


この時期はマンションの入退去も激しいようで、
先週あたりから、うちの真上の部屋の改装工事が始まりました。

今週は比較的落ち着いてきましたが、
先週はどうやら躯体をいじる工事をやっていたようで、朝8時からドンドンガンガンと、音と振動が壁伝いに響いてきて、テレビの音も聞こえないくらいでした。
仕方がないので先週は家を脱出して、外のカフェで中国語の勉強をしたりして過ごしました。


「くそ・・・私の安眠時間が・・・」
と思っていたのと同時に、
「朝ゆっくり寝られるのって、駐妻(無職)の特権だよな~」
としみじみ実感したりもしていました。笑



思えば、帯同前
周囲に「仕事を辞めて夫の海外駐在ついていく」という報告をしたとき、
周りの方々はたいてい、
「え~!いいじゃん!今までたくさん働いてきたんだし、人生の夏休みだと思ってリフレッシュしてきなよ!」
的なことを言ってくださる方が多かったんですよね。

これは別に嫌味とかではなく、
本当に本心から言ってくださっていたんだと思いますが、
なんだか私は条件反射的に、
「でも、仕事してないと暇だろうし、
それでメンタル病んじゃうかもしれないし・・・」
と、わざとマイナス面を強調して返答していました。

多分これは日本人に、
というか日本人女子に、
無意識に備わっている処世術だと思うんですが、
なんとなく「自分が相手より幸せである」という雰囲気を出してはならないと思って、つい自虐的な部分を探してアピールしてしまうことってありませんか?

もちろん
帯同に伴う不安があったことは事実ですし、
嘘をついているわけではないんですけど、
周囲に疎まれないように、
バランスをとるために、
わざと不安な部分にフォーカスを当てて、
「私もいろいろ大変なんですよ~」ってアピールしていた気がします。

あとは、
「何も考えずに夫についていく
能天気な女じゃないわよ!」
っていうアピールも多少あったかな笑

もちろん、海外に来てみて
実際大変なことはありました。

単純に環境が変化するって
ストレスを感じるものだし、
自分の存在意義とか、
役割を見失ってしまうこともある。
それを誰かに相談しようにも、
「日本で普通に働いている友人にとっては、贅沢な悩みに聞こえるだろうな」と思って、
また自分で先回りして遠慮してしまったり。


だけど、
恵まれた部分があることも
また事実なんですよ。


目覚ましをかけずに、
朝ゆっくり起きられることだってそう。
もちろん駐在帯同者の中にも、ちゃんと朝早く起きて、家族の朝ごはんを用意したり、お子さんの送り迎えをしたりと、ゆっくり寝ていられない方もたくさんいらっしゃると思いますが、
幸いうちは、夫が元々朝ごはんを食べる習慣がなかったですし、送迎車の関係で出勤時刻がめちゃくちゃ早いので、
上海に来て早々に、
「申し訳ございませんが、
私は一緒に起きることはできません」
と宣言して、ゆっくり寝かせてもらっています。笑

週2回は午前中に
中国語の授業を入れるようにしているので、
その日はちゃんと朝早く起きますが、
そのほかの予定のない日は
目覚ましをかけずに寝ると、
朝太陽の光で自然と目が覚めたり、
近所の幼稚園から聞こえてくる
子供たちの声で目覚めたりと、
とても気分が良いのです。


何かの組織に所属することも少なくなるので、
その分孤独を感じることもありますが、
嫌な人間関係に悩まされたり、
大きなプレッシャーを抱えたりすることがなくなるのも、
メリットのひとつですよね。

なにより私は”ひとり時間”が大事なタイプなので、
日中ひとりで過ごせる時間があることは結構ありがたいです。
好きなテレビを観たり、
中国語の勉強をしたり、
今こうやってひとりでnoteを書いている時間もとても楽しいです。
もしかしたら、お互い仕事を続けたまま夫と一緒に暮らし始めていたら、日中は仕事で人と会い、家に帰っても人がいる状況に
「ひとり時間ほしい!!」
ってなっていたかもしれません。笑


だけど、他人の目を気にして、
自分で自分の大変な部分にばかりフォーカスを当ててしまうと、こういう小さなありがたみに気づきにくくなってしまう気がします。
「自分は可哀そうなんだ」
って被害者意識が強くなって、
どんどん孤独になっていってしまいます。

ここは海外。
どうせ誰も日本語わからないんだから、
ちょっとぐらい「自分は幸せだぜ!」ってアピールしたっていいじゃないですか笑


それに中国では、
「試験に受かった」とか
「身内が結婚した」とか、
ハッピーなことがあった人が
周りにごちそうしたり、
お菓子を配ったりする文化があるみたいです。

中国語の先生に、
「日本と逆だね」って言ったら、
「そうだよ!!ハッピーなことがあった人が、その幸せを周りに分け与えてあげるんだよ!」
と言っていて、なんだかその考え方がとても素敵だなと思いました。


多少時間を要しましたが、
私もここまで開き直れるようになりました笑

だから、
22℃もあるお散歩日和に、
1日家に引きこもってnoteを書いていてもいいのだ!!笑


駐妻、最高!!


それでは。


▼帯同生活で感じた心の不調や疑問はこちらのマガジンにまとめています。

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