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扉を開いた者だけが見えるもの
みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。
今日は日中は暖かく、というか汗ばむような陽気でした。風がかなり強かったので、外で過ごすのはちょっとやりづらい感じがしました。
さて、昨日ですが、マスターズ陸上の大会に出場しまして、初めて円盤投げという種目にでました。
そこで、たくさんの驚きや発見があったことについての話をします。
ボクは中学、高校と陸上部でしたが、ほぼトラック種目(走る)しかでたことがありません。
フィールド種目では混成競技に中学2年の時に1度だけでましたが、もうよく覚えていないので、まぁ、試技の合間とか、どう過ごしたら良いのかもわからず、心配でした。
まず、マスターズですが、住まいの神奈川県の大会が4月に予定していたのですが、コロナで延期となり、今回はじめて栃木県で出場しました。
駅からバスで会場に行きましたが、ネットには7分とありましたが、実際は20分以上(路線バスではなく、巡回バスみたいでした)かかったりして、到着するころにはくたびれていました。
競技場ももちろん初めてで、どこでウォーミングアップをしたら良いかもわからないし、申込をしたのに、参加の為のハガキもなぜか送られてこなかったり、ちょっとした想定外のことが続きました。
そしてようやく、招集の時間が来て、円盤投げの場所に行くと、誰もいない。「まさか招集終わってしまったのか?」と一瞬青ざめました。
すると一人選手がトコトコ歩いてきたので、話しかけてみると、どうやら、反対側で行われている砲丸投げが長引いており、審判の人たちは投てき種目をかけもちしているようで、まだ来ていないということが分かりました。
そして、しばらくすると砲丸投げが終了し、審判員の方々が何やら道具を持ちながら、トコトコこちらへ向かってきたので、安堵しました。
そして招集で一人づづ名前を呼ばれて、ゼッケンを見せるというのは、トラック競技と一緒でした。
他の選手たちを見ると、体つきがスゴイ人も何人かいました。まるでレスラーのような力士のような、ジムでたまにみかける、腰にベルトを巻いている人もいました。
それから、練習がはじまりました。番号順に呼ばれて、一人づつ、最初は女子で、男子は年齢が上のほうからだったので、ボクは最後のほうに呼ばれました。計2回投げさせてもらいました。
サークルを囲むネットに投げてしまう者もいれば、ターンして投げるのが難しく、スタンディングといって、立ったまま体を反転して投げる者もいました。
途中で異変に気付きました。円盤・ハンマー投げのサークルと、ボクが普段練習していた砲丸投げのサークルのサイズが違うのです。
後でネットで調べたら、
砲丸投げのサークルは直径2.135m
円盤投げのサークルは直径2.5m
となっていました。
円盤・ハンマー投げは競技場で練習させてくれるところが非常に少なく、その為、ボクは普段は砲丸のサークルで、軽い砲丸を円盤と同じ回転投げで練習をしていたのですが、感覚が違うことがわかりました。
狭いサークルで投げ終わった後にサークルの外に足がはみ出ないように投げる癖があった為、円盤のサークルですと、手前からなげてしまう形になります。
動画等で円盤の選手を見ていると、大柄にもかかわらず、結構思いっきり前に足を踏み込んでいるので、その理由がわかりました。
しかしながら、そう簡単に軌道修正はできず、損をした投げ方で終わってしまいました。
そして、他の選手を見てみると、かなり遠くに投げる選手が数名いましたが、ボクと比べて、円盤を放つ角度が全然違うことに気づきました。
わかりやすく野球の打球に例えると、ボクの角度はライナーで、センターの手前で落ちるような感じで、飛ばす選手のは、大きなフライ型のホームランのような感じでした。
これも真似して、高く投げようとしてもフォームが崩れるし、いきなりは無理でした。
体格も劣り、技術も劣り、ほろ苦い結果に終わってしまいました。
しかしながら結果は運よく、ボクのクラスの出場選手が少なかった為、3位となり、賞状がもらえました。
ただ、これまで一人で練習だけをしていて、本や動画を観てきた今までと、実際の試合は全く違っていました。
トラック種目は他の選手と一斉に走り出しますが、フィールド選手は一人づづなので、皆から見られている緊張感もありました。
計測の仕方も、よくあるメジャーは使わず、工事現場とかで測量で使うトータルステーションで測っていました。
この大会だからか、投げる度にははからず、番号の書いてある目印を落下地点に挿して、全ての選手の全投球が終わった後に、まとめて計測していたのも、初めて見る光景でした。
学生時代にやったこともなく、コーチを受けたこともない種目に、チャレンジしてみた結果として、もちろんテレビ等では見たことがあっても、知らないことがたくさんあったので、非常に勉強になりました。
何かを挑戦することは、恐怖心や不安がありますが、勇気を出して扉を開けると、何が見えます。開けた人にしか見えません。
この文を読まれて、なんとなく「そうなんだぁ」と思うことができますが、自身で体験したことは大きいと思います。
チャレンジをすることは大事なんだと改めて思いました。
それではまた。
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