能登・公費解体 東京都が廃棄物を受け入れ
東京都は、能登半島地震で発生した災害廃棄物のうち、建物の解体で発生した木くずなどについて、9月中の受け入れ開始を目指す。
東都は7月、この災害廃棄物について受け入れをする考えを示していましたが、国と石川県からの依頼を受け、9月中にも受け入れを始める方向で調整を進めています。
小池知事は23日の記者会見で「公費解体などがこれから本格化していく。住民の将来の人生設計も大変厳しいと思うが、そのお手伝いの一助ができればと思う」と述べました。
公費解体とは、災害による被害が甚大である場合に、市町村が所有者の代わりに家屋などの解体・撤去を行う制度です。生活環境の保全や二次災害の防止、被災者の生活再建支援を図り、被災地の迅速な復旧を目的としています。所有者の自己負担はなく、解体費用を公費で負担します。
公費解体は、特定非常災害に指定された災害によって家屋が全壊した場合に適用されます。半壊の場合は、一定条件を満たさなければ解体・撤去までしてもらうことはできませんが、廃棄物の運搬・処分・処理は受け付けてもらえます。
公費解体を実施するには、所有者の申請が必要です。申請の際は、り災証明書(又は被災証明書)で「全壊」「大規模半壊」「中規模半壊」「半壊」と判定された建物が対象となります。
また、所有者がすでに死亡している建物で、名義が相続人に変更されていない場合は、相続人全員の同意が必要となる場合があります。権利を持つ可能性のある全ての人の意思を確認するためで、同意書には実印と印鑑証明が必要となります。
東京都に続き、焼却能力に余裕がある都道府県は是非、続いてほしものです。特に北陸、中部地域は地理的にも近くその、焼却効率も高くなると思えます。
少しでも早い復興のためにも、できることを。
2024年8月23日 18時29分のニュースで、愛知 岐阜 三重 福井で受け入れが進むようです。是非進めていただきたい。
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開始時期は調整中ですが、受け入れの期間は再来年3月までを予定していて、4つの県の施設で最大、一日に190トン余りを受け入れることができるということです。
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今回は情報共有まで。