疲れてるママ必見!夫にバトンタッチして成功した寝かしつけ術

一日の最後の試練、赤ちゃんの寝かしつけ。
育児の中でも大変さトップ3に入る、非常に非常に体力と精神力を削られるタスクです。

寝かしつけの何がそんなに大変?

まず、終わりが見えないのがツラい。
散々あやして、やっと寝た!と思ってベッドに置いた瞬間、背中スイッチが発動して振り出しに戻る。
また散々あやして、やっとこさ寝たかな、と思ったら家の外のバイクの音とかで起きて、またもや振り出しに戻る。
そんなことを何回何回も繰り返していたら、永遠に終わりが来ない気がして泣けてくる。
しかも朝から一日、ヘトヘトになるまで頑張って眠気MAXの状態。
いつか終わりがくることが分かっていれば、もう少し頑張る気にもなれるけど、ゴールの見えないマラソンを走り続けるのは、本当にしんどいですよね。。。

一人だけで挑むのはツラすぎる…ワンオペ育児でやると本当につらすぎです。
是非とも夫婦で交代制で挑みましょう!

「でも、パパが寝かしつけしても寝てくれないんだよ…」

ママなら授乳という武器がありますが、それが使えないパパはどう戦えばいいのでしょうか。
自分じゃ解決できないからと、お先におやすみしてたら、夫婦関係にヒビが入るかもしれませんよ。
眠くて死にそうなのに延々終わらない仕事をほぼ徹夜でしている横で、同じチームの同僚が仕事を放ってグースカ寝てたら、その同僚の人間性を疑って信用できなくなっちゃいますよね。
うちも、「無理だよー、無理無理!」って言い続ける夫に、ある時プツンときて丸投げしてみたら、
抱っこで部屋をぐるぐる、
それでも無理なら来る前ドライブと、
夫が色々ググって見つけた「輸送反応」を駆使することで
意外とすんなり寝かしつけに成功しました。

動物の本能である、「輸送反応」を使って簡単に寝かしつけてパパも育児に貢献しましょう。
場合によっては、パパの方が寝かしつけが得意かもしれませんよ。

「輸送反応」とは?

哺乳類の赤ちゃんは「輸送反応」という反応が生まれつき備わっています。
「輸送反応」とは、哺乳類の子どもが親に運ばれるときに、泣きやんでおとなしくなる反応で、理化学研究所などの共同研究グループの成果として発表されています。(2013年)
動物は移動するとき、敵に見つからないように注意しなくてはいけません。そこで生き延びるための子どもの本能として、移動している時は親に協力しておとなしくします。この本能が、人間にも備わっていると考えられているのです。実際の実験でも、抱っこして移動を始めると泣いている赤ちゃんの心拍数の顕著な低下が見られたとのことです。

実際、抱っこ紐やベビーカーなどに乗せてお散歩したりすると、いつの間にか寝てたりしますよね。
そう、移動することによって赤ちゃんはリラックスして、眠りやすくなっているのです。
ちなみに、効果が出やすいのは生後1~8か月ごろまでです。

実際にどうすればいいの?

・赤ちゃんを抱いたまま、ひたすら家の中をぐるぐる歩き回る
寝室の中をぐるぐる回るのもいいですが、他の部屋に行ったりすることで赤ちゃんの気分転換にもなります。
抱き方も横抱きが好きな子、縦抱きが好きな子と、赤ちゃんによって好みがあるので、
赤ちゃんを観察してどんな抱き方が落ち着くのかを推し量りましょう。
抱っこして歩き回るのは、腕の筋力のある男性の方が疲れにくいでしょうし、眠りに入る時はママに抱っこされるとママから香るほのかな母乳の匂いに反応して眠りにくくなることもあるとのこと。

・ドライブに連れ出してみる
車の振動が効く子もいます。
夜泣きがひどい場合などは、一度赤ちゃんを連れて外出しましょう。
特に、ママが何時間も寝かしつけに苦戦してヘトヘトの場合など、一度赤ちゃんから少し距離をとってみることで、気分を落ち着かせてゆっくりする時間を与えられるので、ママは本当に助かります。
もちろん、抱っこやベビーカーで外にお散歩に出るもの良いのですが、夜中にギャン泣きの赤ちゃんを連れて散歩することは近所の目が気になることも。
自家用車がある場合は、車で近所を一回りドライブするのもアリです。

赤ちゃんに備わっている本能をうまく活用しよう

哺乳類の赤ちゃんは「輸送反応」によって自然と大人しくなり、自分を運んでくれる親の子育てに協力しているとのこと。
その本能はとても愛おしく感じますね!

終わりなき寝かしつけのデスマーチは、本当に大変。
夜に少しでもリラックスできる自分の時間が作れるだけで、翌日からの育児のパフォーマンスにも影響してくるので、
色々試しながら、赤ちゃんにぴったりな入眠方法を見つけてみてくださいね。

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