大草原のローラ物語~読書記録37~
2014年、オレゴン州在住の作家パメラ・スミス・ヒルがローラ・インガルス・ワイルダーの「パイオニアガール」(開拓少女)を元に、丁寧に解説・注釈を加えたもの。日本では谷口由美子氏が翻訳し、2018年に出版。
元々はローラが1人称で書いていたノンフィクションの家族の物語が娘ローズの売り込みにより、3人称となり、児童向けフィクションとしてなしていく。それでも、アメリカの巡りゆく歴史を一家族を通して垣間見ることの出来る素晴らしい作品が「大草原シリーズ」である事は間違いない。と再び感動した。
日本では昭和24年にGHQから翻訳を許された本の中に「大草原シリーズ」があり、紹介された。
パイオニアガールを観ると、現在の大草原の小さな家シリーズは時代が順番通りではない事に気づく。そのような詳しい説明をしてくれた編者に感謝したい。
アメリカ開拓時代の地図。